「子供の頃の記憶なんてアテにならない」を息子の言動で実感したお話
人間って、子供の頃の記憶を都合よく改ざんしてしまうことがあるんですって!奥さん!
しかもそれを自分でも気づかないうちに脳が勝手にやっちゃってるそうで・・・。
なので、自分が覚えている過去というのが事実ではない可能性というのがあるわけです。マジで。
実際に僕もそういう「事実(とされていること)と違うぞ・・・?」という記憶があるのですが、最近息子がそれを裏付けるようなことをしてまして・・・。
なるほどなぁ~とw
そんなお話です。
私の記憶と事実の相違
僕の場合、「ドラえもんの映画の順番」がどうにも記憶と合わないんですよね。
具体的には「のび太のパラレル西遊記」と「のび太と竜の騎士」の順番が逆なんです。
パラレル西遊記を観たのは小学2年生のとき(1987年)で、竜の騎士がその翌年。
で、竜の騎士の次が日本誕生で、1989年・・・と。
でも実際にはパラレルが1988で、竜が1987なんですね。
もう、ネット上をいくら漁っても「本当はパラレル西遊記が先だったよね?」なんて話はどこにも出てなくて、自分の記憶違いだったんだろうと思うことにしたのです。
まぁ、おそらくはパラレルの映画公開が1988年3月12日っていう・・・小学2年と3年の狭間だったことから「2年の時だった!」って記憶してたんでしょうけども。
なぜ幼い頃に何度も頭の中で繰り返した「ドラえもんの映画順」が逆になったのか?までは説明がつきませんでした。
※それ以前の映画も、それ以降の映画も順番は完璧に覚えていたし、自分の年齢とのマッチもしていたんですよねえ。
最近息子に起きた話
さて・・・息子の話。
先日リビングでテレビを観ていた息子がトイレに行き、戻ってくるなり「ねえ、ママいま何食べてたの!?」と妻に詰め寄ったのです。
その時はみんなでソファでくつろいでいる時間で、特に何かを食べてはいなかったんですね。
なので「いや、何も食べてないけど・・・?」と妻困惑。
僕も「パパも見てたけど、何も食べてないし、そもそもソファから動いてもなかったよ」と援護射撃します。
・・・が!一歩も引かない息子は「うそだ!いまなんか黄色くて丸いもの食べてたじゃん!!」と。
しばらく言い争ったあと、僕の頭にピン!と浮かんだ光景がありました。
待てよ・・・?
さっき・・・テレビの女性は何を食べていた・・・?
そういえば息子がトイレに行く直前のこと・・・何だったかのグミのCMをやってたんですよ!
ちょうど妻とそのCMの話をしていたのも思い出し、Youtubeで当該の動画を見つけて息子に見せたところ・・・「これだ!!!」とww
幼いころの記憶の改ざんどころか、ついさっきの出来事を余裕で改ざんしていたのでした・・・。
記憶って何なんだろう?
なんかそういうことを考えると、自分が持っている記憶っていうのもアテにならないというか。
都度、それを日記に起こしておくとか、動画として撮影しておくとかしないと、都合よく書き換えられている可能性って十分にあるんだなと思いました。
そもそもが物質として残っているものではないじゃないですか、記憶って。
自分が勝手にそれを「確かなことである」と思っているに過ぎないわけで、その時点ではすごくふわふわしてるわけですよ。
そうなると「我思う故に我あり」どころか、他者(人やモノ)が自分の存在を認めてくれることで初めて自分の記憶が事実であったと言えるのかもしれません。怖いけど。
おわりに
そういえば、これを書いててもう一つ思い出したことがあります。
小学生の頃に、学校にすごい怖い本を持ってきた女の子がいて。
「死んだ男の手首」っていう、海外の都市伝説的な短編集なんですけど・・・もうすっごい怖くて。(タイトルもバッチリ覚えてるっていうw)
でも、たぶんその子から借りて全部読んだんですよ。
その夜はもう怖くて寝られなくて・・・それでも布団にくるまってどうにかやりすごした、、、みたいな記憶が僕の中にはあるんですが・・・。
中学校になったある日、友人から「あの本でお前、大変なことになってたもんな」とニヤニヤしながら告げられたことがありまして。
「・・・えっ??」
って。
だって僕の中では「たしかに怖かったけど、特に何もなかったし、夜寝付けなかっただけ」だったのに「大変なこと」って。
しかも夜寝付けなかったことなんて誰にも言ってないのに??
・・・もしかしたら僕、その時に何かやらかしてクラスで問題になったのに、その記憶をうまい事改ざんしていたのかもしれませんよね~。
こわやこわや、、、
(もう一度その本を読んでみたい)
追記
メキメキえんぴつだったかな・・・?
Comment
お疲れ様でふ
オモロイ(連投)
記憶なぁ
我々が経験してきたことがやがて生きていく上での知恵となる為のものなんでしょうなぁ
走馬灯もそうらしいっすね
ギリギリチョップの場面で、死を回避する為の方法を探るものだとかなんとか
さんまさんがあることないこと言ってしのぶが怒るっていう、一連の流れもある意味改竄(捏造?)なのかもですねー
近所の同級生がやたらと記憶力が良くて、小学生の時こんなことがあった、あんなこと言われたとか、いまだに話すんですよ
オレは大人になってもその日暮らしだから、ほぼほぼ子供の頃の出来事は記憶にございませんなんですけど、あんまり覚え過ぎてるのもなんか大変だなぁと思う訳です(;´Д`)ウヒー
言った方は覚えてないけど、言われた方は覚えてんだねー
女の人はその傾向が強いかな
まぁ、別にいいんですけどねw
人の心って思い出(記憶)を栄養にして生きてくから大事にしたいよね
ロードランナーK.K.さん
コメントありがとうございます!
返信おそくなり申した!!
ほほー、、、走馬灯ってそういう・・・。すごっ!!
そこから回避できたら尚すごいし、脳みそギンギンになってそうw
>近所の同級生
逆にその人しか記憶していないようなことなら、もはやその記憶は怪しいですよねw
>言われた方は
なんか最近他の記事でもそんなのありましたよね!?
でもほんと、言われたことは「嬉しかったこと」も「嫌だったこと」も結構覚えてるなぁ。
あとは自分がやらかした恥ずかしい黒歴史なんかも日々お風呂で思い出しては「クッソ・・・」と呟いておりますですハイ。
>人の心って
綺麗に締めよってからに!!