おもちゃがつく「お子様セット」の絶大な集客効果。・・・で、6歳の息子と大揉めしたお話。

最近、子供を歓迎してくれるような飲食店だとだいたい子供向けのセットにおもちゃが付いてきます。

おもちゃって言ってもマクドナルドのハッピーセットについている付録の足元にも及ばないようなものだったりするんですが、それでも子供にとっては嬉しいらしく・・・それが「行きたいお店」を決める際に大きなウェイトを占めるようなのです。

先日、息子と近所のショッピングモールに行きまして。
「何が食べたい？」と聞くと「おそば」とのこと。

そのモールにはお蕎麦屋さんってちょっと割高なところしかなく・・・僕と妻はお蕎麦の気分ではなかったので、「うどんじゃダメかいな」とか「ラーメンはどや」と色々提案をしたんですが、「おそばがいい」の一点張り。
※「パパとママは違うお店が良いなぁ～」とか言ってもダメだったのよね、、、（ワイに似て）頑固者め！

じゃあお蕎麦屋さんに行くかとしぶしぶ向かったところ、途中にある飲食店（お蕎麦屋さんではない）のウィンドウショーケース内にある「おこさまセット」を見つけた息子は「ここ！ここ！ここのお店がいい！」と騒ぎだしたのです。

んでその理由を聞くと・・・「おもちゃが貰えるから」だそうで。

ちょっとこれは由々しき事態だぞと思いまして、緊急家族会議が開かれたのであります。

おもちゃで食事を選ぶんじゃねえ

なんていうか、僕や妻にとっては「食事」って人生の楽しみの一つなんですよ。

1日にたった3回しかない食事の機会ですんで、できれば最善の選択をして楽しみたいわけです。
今は独り身じゃないし、子供に合わせて～・・・とかも考えると思うようにいかないところもありますが、それでも「テキトーに決める」とかは嫌なのよね・・・。

なので、できることなら息子にも「どうしてもこれが食べたいからこれで！」っていうのを選択してほしかったんです。
もし家族の誰かが「どうしても！」というものがあるなら、僕としても身を引かないわけにもいかないわけで。

それが「なんでもいい」のなら、選択権をこっちに譲ってくれよ！！

なんでもいいわけではない　らしい。

んで息子とそういう話をしたら

「おもちゃでえらんでない！」って言うんです。

「おもちゃも欲しいし、このお店がよかったの！」って。

えー、さっきまでお蕎麦で譲らなかったのに？
急にこっちのお店がよくなったん・・・？

んもう、、、そういうズル賢いの、嫌いじゃないよ。
成長を感じられて、むしろ好きよ。

・・・でも！
やっぱ僕としては許せんのですよ。

神聖なる食事の時間を軽視しよってからに！
おもちゃなんぞに心を揺さぶらやがって！！

もし100均で買ってやると言ったら・・・？

そういうわけで僕は息子に「じゃあそのお店に行って、おこさまセット頼むけど『おもちゃは要りません』ってお店の人に言ってもいい？」と聞くと、答えはNOとのこと。

逆に「おもちゃが付かないお店に行ったなら、代わりに100円ショップでおもちゃを一つ買ってあげる・・・って言ったら、何が食べたい？」とも聞いてみたところ・・・

「おそば」なんだって。

やっぱお蕎麦食べたいんじゃん！おもちゃに釣られてるやん！！！！

んもー・・・

「じゃあもうお蕎麦屋さん行こうぜ！」となったのです。

ちなみに、お蕎麦屋さんにもお子様セットがありまして。
結局おもちゃがついていたのでした。

「もし要らないおもちゃだったら？」

それを知った息子くん。

「ねえパパ？お蕎麦やさんで貰えるおもちゃがもしも全然いらないものだったら、お店の人にそれを『いらないです』っていうから100円ショップでおもちゃ買ってね？」だって。

・・・いやいやいやいや！！
それはなんか違うやん。

今までの情報をうまく自分に都合が良いように結び付けちゃってるけど、結局のところ僕がなぜか「いずれにしろおもちゃを買う」みたいな展開になってるやん！！

「いやそれはおかしい」と説明するも息子は納得がいかず「え？なんで？さっき100円ショップで買ってくれるって言ったじゃん」みたいな感じになってしまい、、、埒が明きませんでした。

結局その後も揉めに揉め、息子はお腹が空きすぎてしまって渋々「じゃあもうわかった」みたいな感じに。
僕はなんだかモヤモヤした想いを抱えたままお蕎麦屋さんに向かったのであります。

※こういうやりきれない想いってどうしたらいいの！

集客ツールとしては絶大な効果があるな！

そういうわけで、子供向けメニューについてくる「おもちゃ」などのオマケは、集客ツールとして絶大な効果があるんだなということを身を以て知ることができました。

「子供のいうことをなんでもかんでも聞く」ってわけじゃないんだけど、やっぱ親心的には「子供が食べてくれなかったらめんどくさいな、、、」みたいなのがあって、子供に優先的に食事内容を選ぶ権利を与えてしまうことって少なくないと思うんですよ。

んで「なにたべたい？」「どこのお店にいきたい？」って聞けば、子供にとっては「食事＜玩具」みたいなところがありますので、どうしても玩具が貰えるお店っていうのは優先度高めに挙がってくるわけですね、、、

でもねえ、、、貰えるアイテムなんて100均で買える玩具に比べてもとんでもなくクオリティが低いものばかりだし、、、僕は正直「もう貰わなくていいだろ・・・」とすら思ってます。
だってファミレスとかに行くたびにもらうんだもん。。。家にそういう玩具ばっかりむちゃくちゃ増えちゃうのよね、、、

息子だってもらった玩具をそんなに遊び倒してるわけじゃないし、、、ええいああ。

おわりに

というわけで、お子様メニューにおもちゃつけるの、もうそうそろやめてくんないかな！みたいなお話でした。（違うか！）

まぁー・・・自分も子供のころにはそういう感じで物事を決めてた節があるから何とも言えないというか、通過儀礼みたいな感じなだろうけれども。
※学校の前にリヤカーでファミコンソフトをめっちゃ並べた怪しいおじさんが「通信教育の教材」だか何だかを契約してくれたらファミコンあげるよ～っていうのも引っかかりかけましたし、、、

ちなみに！
全然関係ないですけど、妻が職場で同僚に「一日に3回しかない大切な食事の時間を～」みたいな話をしたら、「なんで3回って決めてるん？」みたいに返されたそうで。
その人は1日に5回食事の時間を作ってるんだって・・・くぅー、食事への愛が深いぜ。。。