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飲食店で料理の写真を勝手に撮影するのはOKかNGか?元飲食店オーナーシェフの答え。

 - 生活の豆知識

      2017/08/09

テレビで「飲食店で料理の写真を勝手に撮影してSNSやブログに投稿するのは賛成?反対?」といった企画がなされていました。

番組では2013年にドイツでのフードポルノ・・つまり飲食店で無断で撮影・投稿される写真に対して「美術作品」としての著作権を認める判決が出ていることに触れており、タレントさんたちがそれぞれの見解を発表されていたんですが、当の飲食店オーナーがどう考えているかについて書いてみたいと思います。

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フードポルノを飲食店オーナーや料理人は気にするのか?

番組では「飲食店だって宣伝になる」「いやいや、芸術品なんだから許可を取るべき」などの議論が「タレント目線」で話し合われていました。

飲食店のオーナーシェフ経験がある僕からすると、「どちらとも言えない」というのが正直なところです。

飲食店にとって宣伝になる?

フードポルノ賛成派の意見としては「美味しそうな写真は共有したい」というのが多数でした。

それはすごくよくわかる。
薄っぺらい考え方ではあるけれど、「おれ、こんな美味しそうなものを食べてるんだよー」とSNSに投稿すればたちまち「いいね!」を貰えるし、影響力の強い人だったら「えー、ここどこですかー?」みたいな話にも発展すると思います。GENKINGさんみたいに。
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でもそれを「飲食店にとっても宣伝になって良い事じゃん」って言うのは、ちょっと微妙です。
というか、それは飲食店側が言うならわかるけれど、なんで「勝手にまき散らす側が判断できるのか?」は意味がわからないです。

飲食店にしても”来てほしいお客”と”来て欲しくないお客”というのはいるわけで、
「誰彼構わず宣伝してくれ!」って言うオーナーは少ないと思うんですよ。
※ファストフードやファミレスなど大手は別かもしれませんが。

それを「宣伝してやってんじゃん」っていうのは、なんかちょっと違うなーと。

とはいえ、フードポルノを上手に利用している知り合いの飲食店オーナーさんは、
「写真撮りそうなヤツが来たら綺麗に作る」と公言してますので、どちらとも言えないですけどね。
※もしかしたら宣伝されるのは面白くないけど、どうせ写真に撮られるなら綺麗にしておこう、とかかもしれない。

芸術なんだから許可を取るべき?

先のドイツの判決で言えば料理が「美術品」と認定されたわけです。

美術品っていうのは、その物に価値があるかどうかは本人が決められるわけじゃないですか。
例えば僕が絵を描いて「3億円」って言っちゃえば、買う人がいようといまいと3億円の絵なわけですよね。違うか。

でもまぁ、料理を美術品と言うのであれば、マクドナルドだろうがロブションだろうが関係なく「著作権」が認められていいはずです。
※ピカソの絵は著作権があるけれどビックリマンシールには著作権がない、なんてことはあり得ないから。

であれば、どの飲食店でも写真を撮る際には一度「この料理の写真を撮りたいんですがいいですか?」って許可を取るべき・・って話になっちゃうんだけど、僕はそれはそれでクッソ面倒だと思います。

そもそも飲食店って戦場みたいなもんですから、忙しい時間帯には話しかけられるのも勘弁してほしい時だってあるんですよ。(優雅なお店さんは違うと思うけれど。)

それなのに全員が全員に「あのー、写真撮ってもいいですか?」とか言われたらたまったもんじゃないw

「じゃあ書いとけよ」って話なんですけどね。
書いたからってルールを破るヤツなんていくらでもいるわけで、なんとも難しい問題です。

ちなみに僕は・・聞かないで撮影しちゃってます。怒られたら怒られたでいいかなと。

マナー違反?

で、こういう事を書くと「マナー違反じゃないか」という人もいますけど、
僕はそれはそれでナンセンスだなと思ってしまう部分もあります。

そもそもマナーとかモラルとかっていうのは、もちろん守らないと気持ち悪いものではあるものの、
時代の流れを人間が強制的に左右できるようなものではないと思うから。

要するに、全世界的にみんなが料理の写真を撮りたいと思っている今、
大きな流れとしては「撮影することがマナー違反」なんじゃなくて、「マナーを守って撮影出来ない事がマナー違反」になってきているのではないか?ということです。

だいたい国や宗教、民族間でもマナーの形は違うのに、
料理の写真を撮るか否かに関して統一のマナーを求められても難しいと思うんですが、どうなんでしょう。

お金を払ってるんだからOK?

あとは「お金を払って買ったものなんだからいいじゃん」ってのも微妙ですね。

これは前述の「美術品」という話にも近いけれど、
お金を払って買ったのはあくまでその「調理された食物」に関してであって、料理そのものではないわけですよね。たぶん。

例えばお笑いのライブを観に行くのに「お金を払ったから」ライブの内容を撮影して公開していいのか?と言ったら違います。
CDとかDVDだってお金を払って買っているけれど、コピーして公開したら怒られるわけですし。

そもそもお金で全てが買えると思っている考え方自体が浅ましく思えますw

※「お金を払った」というのは、そのお店で、その料理で出せる利益を考慮した権利料を払ってから言って欲しいところです。

まとめ

というわけで、経営者・料理人目線では「どちらとも言えない」というところかなと思います。
あくまで僕は「好きにしたら?」って思ってたし。

実際に「美味しかった!」とか「盛り付けが綺麗!」ってブログで紹介して貰えるのは僕は嬉しかったです。
だから写真撮影している人を見ると「この人を喜ばせることが出来たんだなー」と思って励みになりました。

ただ、料理をサーブしてから10分近くずっと写真を撮影している人には若干「温かいうちに食べて欲しいなー」とは思いましたけどね。
※むしろそれで「料理が冷めてて美味しくなかった」みたいな理不尽なコメントを書かれる方がきついw

忙しくなさそうだったら「撮影してもいいですか?」って聞いてもいいだろうし、
忙しそうだったらコソッと撮影すればいいんじゃないですかねw

・・というわけで、昨日コソッと撮影してきた写真でブログ記事を投稿しようと思います。

補足

これって料理だけじゃなくて、街の景観だとか、ショッピングセンターの一角だとか、
そういうの全部に当てはまる話になってくると思うんですが、そうなるとそもそも写真を撮影してブログに投稿すること全般がNGになってきて情報社会的にどうなの?みたいな気もしますね

まぁ、いちいち全部確認すればいいんだろうけど・・。

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