幼稚園の発表会で「うちの子だけ主役をやらせてもらえない」などと嘆くのは親の思い込みなのである!!
先日、息子が通う幼稚園でも無事「発表会」を終えまして。
年少、年中、年長と見てきた僕にとってはなんとも感慨深いものがあり、年甲斐もなくボロボロと会場で大泣きしてしまいました。
わっはっは!
いやね、なんか毎日家でも歌って踊るぐらい息子も頑張ってたのを知ってるからさ。
年少の時には一生懸命歌うぐらいしかできなかったのも知ってるから、余計にね。
うちの子は普段どちらかというと「持ってない」子で、たとえばガチャとかふくびきとかでもだいたい「ハズレ」を引くんですよ。
でも今回は「準主役」ぐらいの脇役を貰いまして。
僕としてはちょっと「良かったな」って思ったんです。
・・・が!
息子曰く「本当にやりたかったのは違う役だった」そうで。
それにあぶれたが故に、今回の脇役になったんだとのこと。
では息子がやりたかった役は何だったのか?というと・・・意外なものでした。
幼稚園児に人気なのはむしろ・・・
息子がやりたかった役・・・それは、「火の精」だったそうです。
たしかに劇の中では猛々しく踊るカッコいい役ではあるんだけども。
なんとなく僕ら大人からすると「モブ中のモブ」って感じがしませんでしょうか??
しかも火の精って配役が1人ではなくて。
5人ぐらいがワーッって出てきて踊るっていう感じなので・・・個人個人の見せ場もないんですよ。
※息子が実際にやった役は準主役ということもあって一応の見せ場はありました。
んで、さらに話を聞くと・・・なんと女の子に圧倒的人気だったのは「花の精」だったそうです。
そうかぁ・・・そうなのか!
そういえば昨年「あかずきん」をやった時にも、あかずきんちゃんよりも「花の精」が人気だったな!!!
主役をやってほしいのは親のエゴ?
それで思い出すのが、ネットの質問掲示板に投稿されていた「娘が主役になれなかった」というものです。
その投稿者さんは、娘さんが主役を得られずに「花の精」になったということに憤っていて、幼稚園に問い合わせるべきか!?というのを質問していたんですね。
(回答者に止められてましたけども)
でもこれ・・・もしかして、娘さんがやりたかった役って・・・花の精だったりしないのかな???
親としては「うちの子にも主人公を・・・!」みたいな気持ちが強くなってしまうものですけども。
それはもしかしたら親のエゴなのかもしれないと。
花の精が人気なのは、演目をみたらわかる
本番当日、息子たちの劇を見て、僕はなんとなく花の精が人気な理由はわかった気がします。
なんていうか・・・華やかで可愛らしかったんですよね~。
子供たちからしたら、主人公として目立つことなんかよりも、かわいい服を着て可愛い踊りをする・・・っていう方が大切なのかもしれない。
仕事にも多様性が求められる世の中ですし、物語の中心人物となって光り輝くことよりも、その子がやりたいこと、その子に合っていることっていうのを尊重してあげたいかなぁ。
そう思ったら、「花の精がハズレ配役なのかどうかは演目を見てから言いな!!」って言ってあげたいところです。
おわりに
そんなことを思ったっていうお話でした。
演劇をする側からするとね、主人公はプレッシャーもあると思うんですよ。
失敗した時にもすごく目立っちゃうし。
そういう意味でも、みんなでやれる花の精とかってのは人気になりやすいのかもしれませんよ。
幼稚園児がどこまで気にしているのかはわかりませんがw
ま!
とにかく「どんな役をやるか」よりも「どう頑張っているのか」を見てあげてほしいですな!(最後いいこと言った)