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クレオスのエアブラシにタミヤのエア缶は使えるのか?(プロスプレーにスプレーワーク)

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      2020/08/19

趣味で模型用の塗装を行う際、僕は「グンゼ産業・プロスプレー Mk-1」を使っています。

これ・・・僕が大学受験の浪人中にガンプラを作るために買ったヤツだと思うので、リアルに20年選手です。
それ以来ガンプラは作っていないので、その時に買ったもので間違いありません。

今はこの「グンゼ産業」なんて会社は存在せず、社名変更した「クレオス」が同等の商品を展開しています。

さて、このプロスプレーですが・・・僕は基本的に「エア缶」と呼ばれるアイテムに繋げて使っています。
実は前回、このプロスプレーを約20年ぶりに引っ張り出してきて使うのに、現在のエア缶が対応しているのか??という記事を書きました。

グンゼ産業 PRO-SPRAY Mk-1は未だに使えるのか?Mr.AIR SUPERを買って試してみたお話。

でまぁ、使えたんですよ!ありがたいことに。

ただ、このエア缶って・・・たかだか3インチのミニカーでも3~4台ぐらいに塗布したら空っぽになっちゃうぐらいのアイテムでした。
しかもそれでいてこの容量で500円ぐらいしてたり、僕が通販で使っているビックカメラやヨドバシでは売り切れになっていたり・・・なかなか「使いたい時に使えない」という状況に陥ることがありました。

そこで目を付けたのがこちら。

タミヤのエア缶です。

なんとなく代用できるんじゃないかと思って試しに買ってみることにしました。

結論:使えるけど危険

本当はこういうのってメーカーに問い合わせるなりしてから買うのが普通ですよね。
でも僕は急いでいたこともあり、コミュ障ということもあり・・・「買った方が早いや!」と思ってしまったのです。

ヨドバシカメラの通販で609円でした。

本来はタミヤのスプレーワークという一連のエアブラシ用に用意されているアイテム。
購入したのは420D(420ml入り)で、他に180D(180ml入り、470円)も用意されています。

ちなみに記事執筆時点でクレオスのMr.エアーは420mlのものしか販売がなく、777円かつメーカー取り寄せとなっており、明らかに使い勝手が良くなかったのです。
※ビックカメラでは180mlのものが453円で販売されていましたが、僕が購入した時点では「取り扱い休止中」となっていました。

いずれにしろ、もしこれが使えるのであれば・・・今後「アッ、エアー缶がなくなった!すぐに調達しなければ」って時の可能性の幅が広がるわけですよ。

プロスプレー装着

さて、届いたエアー缶のキャップを外してみたところ・・・こんな感じですごく似たヘッド形状になっていました。

これは行けそうですよね。
実は先端の形が微妙に違ったんですが・・・

プロスプレーのエアー調節バルブ部を取り付けるのに問題はありませんでした。

ただエアー缶先端部の長さが違うため、エアー調整ネジは深めに回さないとエアーが出てきません。
でもまぁ・・・こんな感じなので普通に使えます。

というか、使えました。

実際に使ってみた感想

なんの参考にもならないかもしれませんが、実際に塗ってみたのがこちら。

先述のとおり、エアーの調節具合が違うだけで普通に噴けます。
そもそもがエアブラシではなくプロスプレーなので、スプレーとエアブラシの中間的な感じでしか用途がない僕には本当に充分すぎるぐらいなんですよこれ。

それでいて420ml入ってるので、小さい缶の2.3倍ぐらいの容量がありますからね。
ミニカーだったら10台ぐらいは仕上げられるんじゃないでしょうかw

小さい缶だとすぐに缶自体も冷えてしまって使えなくなるけれど、大きい缶のおかげかその心配もあまりなかったような気がしますし。

なかなかいいんじゃないこれ!

使用しないでください

・・・が!

これ、エアー缶の蓋の裏に、こっそりと注意書き用紙が挟まっていたんです。

その用紙の注意をよく読むと・・・

タミヤ製でもカラーの付いていないものや、それ以外のホースを使用すると破裂する場合があるので使用しないでください。

と書かれていました。

うへー・・・。
「破裂する場合があります。」で閉じていてくれてたら、使い続ける人も多いだろうけど・・・「使用しないでください」って釘を刺されちゃうと一気に怖くなりますね。。。

(ただ、缶自体には「他社から発売されているエアーブラシには使用できない場合があります。」という柔らかい表記だったりするので・・・この辺はタミヤ側の保険的な部分なのかなとも思えますが・・・)

まぁ、そういうわけなので、対象商品以外には使用しないに越したことはないようです。
もし使うとしても・・・破裂しても大丈夫そうな場所にエアー缶だけ隔離して使う・・・とかですかね。

ミニカーの塗装をしていて指が吹っ飛んだ・・・なんてことになったら洒落にならんで。。。

コンプレッサーも検討したよって話

さてさて・・・結局のところこれも10回ぐらい使ったら中身がスッカラカンになるわけですよ。
ってことは、100回ぐらいの塗装で6,000円ぐらいにはなるわけじゃないですか。

6,000円っていうと、超安価なコンプレッサーが買えちゃうんですよね。

たとえばGSIのプチコンキュート。

定価は1万円以上しますが、実際の販売価格は6,000円~7,000円ぐらいです。
駆動音も静かだっていうし・・・100回ぐらいなんて絶対すぐに行っちゃうよなぁ・・・なーんて思うと欲しくなります。

ただこれ・・・定格圧量0.03MPaっていうのがかなり弱いそうで。
プロスプレーのような吸い上げ式のエアブラシには”使えない”そうです。
(向かない、ではなくて使えない・・・という意見が多かった)

※正確には0.1MPa未満の商品はコンプレッサーと呼べないんだとか。

ペットボトルでエアタンクを増設するという改造方法でどうにかなる・・・ような話も聞いたんですが、それはそれでちょっと怖いような気も。

じゃあタミヤのコンパクトコンプレッサーはどうか。

これなんか6,000円しないぐらいで買えちゃいます。安い。
プロスプレーに繋げるには別売りのGSI製ジョイントを導入しなければならないらしいけれど、それでも6,000円ちょっと。

エアブラシの口径によっても左右されるとは思いますが、連続空気圧力約0.07Mpaと記載があるので・・・単純にプチコンの倍ぐらいの圧はあるわけですよね。
音はうるさいらしいけど・・・これなら使えるんじゃないかと。

そこで「購入する」ボタンをポチっとしそうになった時、ふと気になったんです。

「あれ・・・これだとエアー調節ができないぞ」って。

調節できないならイージーペインターでいいじゃない

エアー缶にはエアー調節バルブをかましているおかげで、ある程度のエアー調節ができるんですよ。
僕はそれこそがプロスプレーと市販のスプレー缶を分けているポイントなんじゃないかと思ってたんですね。

プロスプレーはエアブラシとは呼べないまでも、やや柔らかく吹くことができるんです。
でもエアー調整ができないってことは、きっと毎回最大の圧力で吹くことになるじゃないですか。

毎回最大の圧力で吹くエアブラシ・・・と思ったら、イージーペインターで十分なんですよね・・・。

もしこれらの安価なコンプレッサーを導入したうえでエアー調整をしたいなら・・・レギュレーターをかますとか、ハンドピース側をダブルアクションのものに変えるとか・・・そういう必要が出てくるわけで。。。なんか当初の目的とズレてきそうな気がして・・・などなど考えていたら頭がごちゃごちゃしてきて、結果的にタミヤのエアー缶をポチった、と。

・・・。

ただ!
そもそもプチコンとかコンパクトコンプレッサーはエアー圧が弱いって言われてるんだし、どうせ僕はミニカーの全体をプシューっと塗るのにしか使わないし・・・だったらこれでも良かったんだよなぁなんて今は思ってます。(なんのこっちゃ)

ううむ、コンプレッサーを導入するかどうかはまた次回に持ち越しだ!

おわりに

というわけで、プロスプレーにタミヤのエアー缶は使えたよ(ただし(ry って話でした。

なんか調べたら調べただけコンプレッサーが欲しくなってきちゃうんですよね~。
ただがっつりやるわけでもないのに、みんながオススメするL5とかを導入するのもどうかと思うし・・・。

プチコンキュートがかなり気になってるけど、吸い上げ式だと本当に不安が残るらしいんですよ。
塗面が梨粒状になるとか、かなり希釈しないと噴けないとか・・・そもそもメタリックカラーみたいな粒子ものは無理とか・・・いろいろ。

そうそう、よくYahoo!ショッピングで見かけるTC-025とかいう中華製コンプレッサー(4,000円しないぐらいの)は、もっと圧が低いみたいです。
定格圧量0.025MPa程度とかなんとか。

もういっそのこと高儀とかのハンドピースセットのヤツを買った方がいいんじゃないかな・・・

むぐぐ。。。

   

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      2020/08/19

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