ジャンプ+の読み切り「リワインド ザ メモリーズ」がすごかった。SF+恋愛というテーマの作品がまさか・・・
2023/08/08
いつもジャンプ+を楽しく読ませて頂いてます。
本当に毎日、こんなにクオリティの高い漫画を無料で読ませてもらってて・・・「もう僕、ウェブ・アプリ漫画さえあれば他の娯楽いらない!!」って感じです。
さて、そんなジャンプ+にて2021年1月26日に掲載された読み切り作品「リワインド ザ メモリーズ」(めかぶ先生著)を読みました。
設定はSF+恋愛っていうものだったんですけど、なんだか結論が意外な方向に行っちゃって。
で、僕はなんか「なるほど・・・!」って思うところがあったのでオススメしたいなと思いました。
・・・セックスレスに悩むカップルに!
どんなお話?
ちょっとネタバレになっちゃうので未読の方は一回ジャンプ+に飛んでもらった方がいいかもです。
お話は主人公のおじいちゃんが魔法の時計で時間を戻せる・・・っていう話をするところからスタートします。
主人公は幼馴染の女の子ととても仲が良く、友人からも「もうさ彼女じゃん」と言われるほどでした。
なんだったら親からも「結婚」をほのめかされるほどの仲良しさんなんですが・・・本人たちは「兄妹みたいなもんだよなー」という関係だったのです。
・・・が!
些細なキッカケで二人は「付き合ってみる?」という感じになり、実際に「一緒にいて楽しい」「好きかどうかで言ったら好き」ということもあって恋人同士になることに・・・。
ここまでは普通の話!
・・・と!
ここまでは普通の話ですよね。
なんか「幼馴染だから意識してなかったけど、私・・・あんたのこと好きなのかも」っていうのも漫画だとよくあるかなと!
ただ、この読み切りはちょっとその後の結末が違っていました。
よりリアルというか・・・「うん、そうだよね・・・」って感じ。
どういうものだったかというと・・・
(ネタバレ)
二人はなんとなく「恋人の雰囲気になるのが恥ずかしい」という感覚があり、成り行きでしたキスも「嫌悪感」をもたらすものだったのです、、、
そこで主人公はおじいちゃんの遺した時計を使って時を巻き戻すのですが・・・続きは漫画本編で!!!
家族を好きなのと、恋人を好きなのは別!!!
さて、作中で幼馴染の女の子が「彼女」になったあと、主人公と二人きりになったときにふと
さくらんぼのヘタ 口で結べる人ってキスが上手いって言うよね 本当なのかなあ
と口にしてしまい、大慌てしていたのです。
友達とするような話を間違って家族に聞かれたときの気持ち・・・!!
親兄弟と下ネタとかキスの話なんてしないじゃん・・・そういうのに興味津々な姿を家族に知られるの 恥ずかしいもん・・・
あーーーーーーーーー
すっっっっげーーーーわかる、、、
実際に作中でも主人公がそう言うてたわ。
日本人だけなのかどうかはわからんけど、そういうものだと思うんですよ。
友達とかとはガンガン下ネタを言い合って大爆笑できたとしても、同じ話を家族となんかできやしない。
別に優等生ぶりたいわけじゃないけど、ワイの内面・性癖を家族には知られたくないのよ、、、なんだこれ。
肉親の恋愛はきもい
これね、先日観た「笑ってこらえて」で、中学生のお兄ちゃんに彼女がいるという話を聞いた時の妹さんの反応が「きも!!!!」だったのを思い出しました。
僕はその番組を笑ってみていたけれど、内心「わかる・・・なんか、わかる!!」と思ってたもの。。。
でもきっとその妹さんだってクラスに好きな子ぐらいはいるはずじゃないですか。
だから本来、キモくもなんともないはずなの。
それが「家族」である兄のリアルな話として聞いてしまったものだから、やっぱりなにか嫌悪感があったんでしょうね~。
・・・なんか家族っていうのはやっぱりちょっと特別な存在なんですよ、きっと。
家族って、偉大なのよ。
男と女って、一緒にいたらどうしても「性」について考えなければならないというか、そういう存在だったりするじゃないですか。
たとえば世界が崩壊した後で見知らぬ男女が二人だけ生き残ったら・・・お互いのことが好きとか関係なしに、意識する間柄にはなると思うんです。知らんけど。(「男女」とかいうと怒られそうだけど。。)
でも家族って、そういう面倒ごとが要らない関係なわけですよ。普通ならば。
だから安心して一緒にいられるし、一緒にいて楽しいし。
僕はこれ、夫婦にも起こり得ることかなと思ってて。
元々は他人で好き同士で恋人になって、そこから夫婦になるわけなんだけれども、子供が生まれて絆が深まって・・・果てには正式な「家族」に成長していくんですよ。
血がつながっていない同士だから変な感じがするかもしれないけれど・・・紛れもなく家族じゃないですか。
そうなると、やっぱり「下ネタ」とかそういう性的な話・行為っていうのは、なんだかむずがゆい感じになっていくのかな~??と。
(決して相手や自分に「魅力がなくなった」とかではないと思うのよね)
おわりに
なんかそういったところがストーンと腑に落ちたというか・・・面白い漫画でした。
まぁ・・・作品が伝えたかったことはそういうことじゃないのかもしれないけどもw
2023/08/08