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読めば読むほどつらい・・のに面白い「惡の華」。どうやったらこんなセンスが身につくの・・

 - 漫画 , ,

      2016/07/29

akunohana

読むのがつらいけれど、なんだか読まないと気になる漫画ってあるんですよ。

先日の「それでも僕は君が好き」なんかはまさにそれで、
読めば読むほど自分の魂が削られていく漫画です。
久々に胸をえぐられる漫画に出会いました。【それでも僕は君が好き】

「それでも~」は自身の大学時代のトラウマを思い起こさせてくれて、
それでもなんだか懐かしく、「あの頃は良かったな・・戻りたいな・・」
なんて憂鬱な気分にさせてくれる”読むのがつらい漫画”です。

それに比べて、押見修造先生の「惡の華」は、全然懐かしくもないし
「中学生の頃は良かったな・・戻りたいな・・」とはならない。

ならないんだけど、読んでてめちゃくちゃつらい。
めちゃくちゃつらいんだけど・・読みたい。そんな漫画です。

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惡の華

この漫画自体はもう数年前に連載が終了しているので、
全巻一気に読もうと思えば読めちゃうし、そこかしこにレビューやネタバレサイトが転がってます。

なんだったら異端のアニメ化もされ、話題になりました。

「惡の華」というタイトルは主人公である春日くんが常に持ち歩いていたボードレールの詩集「悪の花」から名付けられています。

何はともあれ、中村さん

「惡の花」の何がつらいかって、
春日くんの中学生ならではの葛藤や、ヒロイン佐伯さんの純真さ、そして成長全部がつらいわけですがw

それより何より、中村さんという存在がつらくて仕方ないです。

両親が離婚している家庭環境に育ち、思春期を迎えてしまった、要はそんな感じの子なわけなんだけど、
まわりが「異端」と接するし、自分をも「変態」だと思っているから、そのやり場のない想いを春日くんを通じて社会にぶつけているようにも見えるわけです。

春日くんが中村さんの部屋に勝手に入り、日記を見てしまった時、

akunohana2

「いた!私以外にも変態はいた!」

こんなに嬉しそうに書いていた中村さんを想像して、
僕も春日くんばりに泣きそうになってしまいました。

中学生ぐらいの頃って、体や頭は大人に近づいていくんだけど、
圧倒的に経験値が子供過ぎて、そのギャップに順応できない事ってあると思うんです。

大人になるにつれて、なんとなく「あー自分はこんなもんか」ってのがわかるんですけどね。

そんな「大人はわかっちゃくれない」みたいな思いを人知れず抱えこみ、
自分の中で膨らましてしまった中村さんは決して特別「異端」ではないと思うわけです。

だからこそ、読んでてつらくなってくる。

そして、結局はそんな中村さんに魅かれて真の変態になろうと”努力”しちゃう春日くんも見ててつらいし、
置いてけぼりをくらってしまう佐伯さんも・・ああもうみんなつらい。

作者のセンスが随所にちりばめられている

春日くんに勝手に日記を読まれた中村さんは、一瞥したあとで

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「早く出てけようんち!!!」

と、春日くんを罵倒してその場から立ち去ります。

もうこの言葉のセンスとか、天才過ぎますよね・・。
普段は「クソムシが」とか言ってるくせに「うんち!」ですからね。

中村さんの激昂具合がすごく伝わってくる一言でした。

こういう場面が要所要所にあって、作者さんのセンスに圧倒されます。
どういう生き方をしたらこんな漫画を描けるようになるの・・・。

ちなみに「クソムシ」は押見修造先生が実際に奥さんにメールで言われた言葉だとか。
・・・どういう生き方をしたら(ry

おわりに

というわけで、惡の華、つらい漫画を読みたい人にオススメですw
これも「それでも僕は~」と同じ別冊マガジンなんですね・・。

別マガはなに、こういうつらい漫画ばっかやってんのか!?
進撃の巨人もトモダチゲームも別マガだったっけ・・。熱いですね。

単純な恋愛漫画でも青春漫画でもなくて、
かと言って何かを学ぶような事もなくて、・・なんなんだろう。

つらいのに、でも面白くて読んじゃう。そんな漫画です。

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