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漫画「ミステリと言う勿れ」を読んだ。「物事の本質」が好きな屁理屈マンにおすすめしたい!

画像は「ミステリと言う勿れ」(田村由美先生)より

田村由美先生の「ミステリと言う勿れ」という漫画が面白いです。

ミステリと言えば、いわゆる「推理」の部分を楽しむ作品だと思うんです僕は。
もちろんこの漫画も事件が起きて、主人公がそれに巻き込まれて、推理して解決していく・・・という大筋は「ミステリ」なんですが、物語の本質がそこではないというか・・・

まさに「ミステリと言う勿れ」というタイトルの通り、この作品の楽しみはミステリに非ず・・・といった感じですごく衝撃を受けました。

何がそんなに面白かったのか!?
ちょっとダラダラと感想を書かせて頂きたく存じます。

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主人公「久能 整」くんの説法

主人公は頭がボワボワの大学生、久能 整(ととのう)くん。
事件に巻き込まれ、そして謎を解いていくコナン君の立ち位置にいる人物・・・つまり探偵役です。

探偵役の久能くんは謎を解く過程で僕らが普段サラッと流してしまう「ちょっとおかしなこと」にすごく突っかかってくれて。
それで登場人物たちに説法してくれる。

それが物凄く爽快というか・・・なんか胸の奥に詰まってたものがストンと落ちるような、そんな感覚を味わえるのです。

冒頭数話でも以下のような話がありました。

育児の権利と義務の話

新米パパになったお巡りさんとの会話で、そのお巡りさんが「育児に参加しようと思っている」と言った時の話。

もう「参加しようと思っている」の時点でどこか他人事、奥さんが子育てをする前提である・・・というようなことを久能くんは突っ込んでいました。

なるほど・・・。
なんか「イクメン」なんて言葉が流行りましたけど、普通に考えたら子育てって両親に責任があるわけで、お父さんが育児をすることが特別でもなんでもないわけですよね。

久能くんは育児に関して、それを「子供の成長に立ち会う権利」と「子供の成長に立ち会う義務」という言葉でも表していました。

メジャーリーガーは子供のイベントがあると年に数回仕事を休む。
なぜなら自分がそのイベントに行きたい、子供の成長を見たいから。

つまり「親には子育ての権利がある」という主張です。

なのに日本の野球解説者はそれを見て「奥さんが怖いんでしょうねえ~w」と判断してしまう。
なぜなら自分がそういう感覚(子供の成長を見たいというような)を持ったことがないから。

要は「子育ては義務」と感じているということだと。

これは本人の問題なので誰に強いられるわけでもないんだけど、結局は自分がやったことは自分に返ってくるんやで・・・っていう話をして、お巡りさんは「権利のほうで!!」ってなるのでした。

謎解き本編より面白いんじゃないかってぐらい

とまぁ、こんな感じで、謎解きをする過程にいろんな説法が入ってくるわけです。
これが本当にめちゃくちゃ面白い。

もう謎解き本編より面白いんじゃないかってぐらい面白いんです。

他にも老人介護や孤独死の話で、「本当に孤独死は可哀想なのか?」とか。

いじめの話で「いじめられた方をカウンセリングする傾向にあるけど、本来病気でカウンセリングが必要なのはいじめた側だ」とか。

仕事が続かないと悩む人に「毎日続けることっていうのが一番難しいのに誰もそこについては教えてくれない」とか。

犯人が「誰か一人逃げたら全員殺す。逃げたそいつのせいだ!」っていうのに対して「逃げた人のせいでみんなが殺されても、悪いのは殺した犯人だけだから責任転嫁するな」っていうところとか。

もういちいちハッとさせられます。
それだけ久能くんは色々なことを日々考えているわけで・・・だからこそ謎解きができるんだろうなぁ。

ミステリパートに期待するべからず

ちなみにミステリパートの方はというと・・・「ミステリ」という言葉に引っ張られ過ぎると若干拍子抜けする感じはあるかもしれません。

ただまぁ・・・そもそもミステリって作者の都合の良いように出来ているものなので、多少強引な展開があったとしてもそれは仕方ないというか。
そういうのを受け入れた上で、そういう作品として楽しめる人向けの漫画なのかな。

僕はまぁ普通にミステリパートも面白くって、なんだったら久能くんと警察署の人達の今後とかもすごく気になっちゃって、早く続きが読みたくて仕方ない感じなのですが!

おわりに

というわけで「ミステリと言う勿れ」・・・おすすめです。面白いです。

特に「物事の本質」とかをすぐに考えちゃって、周囲から「あんたは考え過ぎ」「もっと気楽に生きろ」とか言われる僕みたいな屁理屈マンには本当にオススメかも。

   

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