涙無しには見られない、「心が叫びたがってるんだ。」の最終回
2023/08/08
マンガワンをいつも楽しく読ませて頂いてます。
ずっと楽しみに読んでいた「心が叫びたがってるんだ。」がついに最終回を迎えました。
最終回は前後編2話が一挙に配信。
やばいです。
ずっと成瀬順を追ってきた人からしたら、もう泣かずにはいられないですこれ。
「もうすぐ・・・・・・終わっちゃう・・・・・・」は、読んでる僕らが感じましたわ。
そしてこれ絶対映画の方も観たいわーってなっちゃいます。当たり前だけど。
心が叫びたがってるんだ。の徒然
「心が叫びたがってるんだ。」は、「あの花」のスタッフによって作られた映画で、
マンガワンで連載されていたのはそのコミカライズ版。
あの花は「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」というフジテレビの深夜枠でやっていたアニメのこと。
「あの花の怒りをキヨシはまだ知らない」ではないです。
ちなみに「あの花」もコミカライズされてるみたいですね・・・知らなかった。
あらすじ
成瀬順は小さいころ、山の上にあるラブホテルのお城のような外観にあこがれを抱いていた。
ある日父親がそこから愛人と出てくるのを目撃し、まるで「王子様とお姫様」のように見えてしまったことから母親に喜々として告げてしまう。
自分の言葉が原因で両親が離婚してしまった事から、「喋ると腹痛がおきる」ようになってしまい、言葉を閉ざしてしまうことに。
高校二年生になった成瀬順は、ひょんなことから「地域ふれあい交流会」の実行委員に選ばれてしまい、担任の提案により「ミュージカル」を行うように仕向けられる。
相変わらず喋ると腹痛が起きてしまうものの、歌うときは腹痛が起きない事に気づき、ミュージカルのヒロインに抜擢。同じ実行委員で順の物語をミュージカルにする事を提案した坂上拓海と触れ合ううちに恋心を抱くようになっていく。
ミュージカル本番を迎えようという時に、拓海は他に好きな人がいる事を知り、順は逃げ出してしまう・・・。
感想
あらすじだけ書くと、成瀬順という少女がただただ自己中な感じに映ってしまうかもしれませんが、実際にもそうですw
・・・が、物語を読み進めていくと、「うぜー」というより応援したい気持ちの方が強くなっていくから不思議。
ネタバレすると、最終的に順は逃げ出した先の憧れのラブホで拓海に告白する事で、腹痛の呪い(と思い込んでいたこと)から解放されます。
今まで喋れなかったことから周りの人間とも、家族とすらまともに付き合えなかったわけで、
最終回での母親と打ち解けられるような描写は本当に良かったなと思いました。(小並感)
というか、そもそもは順のお父さんが悪いんだけどね。
それを娘のせいにして、一番うざいのはアイツなんですよ。
拓海とのことは残念だったけど、なんだかハッピーになれそうで、彼女の未来は希望に満ち溢れていると信じたくなるラストでした。
なぜ映画で観たいのか
さて、僕は映像作品って結構苦手なんです。
子供の頃にドラゴンボールでさんざん引っ張られたせいか、テレビの前に座って数時間も映像を見続けるのが苦痛だったりします。
※ドラゴンボールのアニメ版は漫画に追いつかないようにする為か、戦闘シーンの引き延ばし方がえげつなかった・・・。
そんな僕がなぜこの作品を是非映画で観たいと思ったのかというと、
それはひとえに「ミュージカルだから」に尽きます。
というか、この作品に関しては、コミカライズで伝わる感動は映像の半分以下かもしれないと思うんです。
そもそも映像前提で作られた物語なわけですし。
そう考えたら、コミックでここまで感動できちゃった僕は映画を観たらどうなってしまうんだろう・・・。
とにかくコミックを観たら絶対に映画を観たくなってしまうと思います。僕じゃなくても。
おわりに
というわけで、「心が叫びたがってるんだ。」が最終回を迎えたという事を勢いだけで書き綴ってみました。
全部で27話+2話なので30話にも満たないと思うと短く感じるかもしれませんが、
そもそもが120分の映像をコミカライズにしたものなので、そういうもんです。
それでも十分主人公たちの心に共感出来たし、大満足の漫画でした。
これでまた楽しみにしていたものが1つ無くなってしまったので、新しい何かを探さなければならないです。
作者さんお疲れさまでした。
「心が叫びたがっているんだ。」はマンガワンのアプリで全話無料で読むことができます。
2023/08/08