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王様ランキングの感想。今読むべき、優しい世界のヘタウマ漫画!

画像は「王様ランキング」より

漫画「王様ランキング」を読んでいます。

たぶん何かの広告経由で知ったんだと思いますが、とても面白くて読み続けてしまっている漫画です。

ただこの漫画、作品が面白いというだけでなく、作者の背景みたいなところも知ると余計興味深い作品になるんですよ。
というか40歳を超えてなお「漫画家になりたい」という夢が消えない僕にとってはすごくタイムリーな漫画なのでした。

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41歳脱サラで漫画家になった十日先生

王様ランキングを描いている十日草輔先生はなんと41歳で脱サラし、そこから投稿サイトに黙々と漫画を投稿し続け、結果的にバズを得て今に至る漫画家さんです。

子どもの頃の夢が漫画家だったそうで、それを40歳過ぎてから一念発起して叶えてしまうというのは並大抵のことではないですよね。

※その辺の話は「脱サラ41歳のマンガ家再挑戦」に掲載されています。

・・・作中でペンタブ買ってるビックカメラ、柏駅前じゃね・・・?(余談)

あきらめきれない夢は「呪い」

僕も子供の頃には「漫画家になる!」という夢を持っていまして、日々ノートに漫画ばかりを描いていました。

中学生ぐらいの頃、同級生の女の子に「お前、まだそんなの描いてるのかよ」みたいに罵られまして、なんか恥ずかしくなっちゃって・・・そこから描かなくなってしまったんですよね・・・。
高校3年生の夏に「やっぱ漫画家だろ!」という想いが再燃し、、、(受験から逃れたかったというのもあるw)鳥山明先生×さくまあきらさんの「ヘタッピ漫画研究所」を参考に、ケント紙やらGペン、スクリーントーンなんかを買ってきて漫画を描く・・・ということをやりました。

・・・まぁ、そんなのも長続きせず、結局夢は夢のまま、普通の大人になったわけであります。

でもね・・・叶わなかった夢ってすごく輝いて見えるもので、、、
何年かに一度のペースで「おい、おまえ、漫画家にならなくていいの?」っていう心のお誘いが来るんですよ。

十日先生も「脱サラ41歳の~」の作中において

あきらめきれない夢は「呪い」……

と書いていたとおり、きっとその夢が呪いのように日々の生活に干渉してきていたのではないかと思います。

※この辺は漫画「デッド・オア・アニメーション」の登場人物が語っていた「夢は心の病だべ」という言葉にも通じますな、、、

「夢は心の病」が名言すぎる、デッドオアアニメーション(ジャンプ+)

果たして43歳にして夢を叶えることになった十日先生を見て、いまだ心の病に侵されている僕としては色々と思うところがあるのであります。。。

叶わなかった夢よりも、挑戦しなかった夢が輝いて見えるのだ。

マーケに長けたヘタウマ漫画である

さて王様ランキング。
普通に作品としてかなり面白いんですよ。

なんていうか・・・毎回しっかり引き込まれる感じがあって、ちゃんと「先が気になって仕方がない」という感じに仕上がっています。

でも、それだけでは説明がつかないような高評価レビューがたくさんある作品・・・という印象なんですよね。

で、それがなぜかと考えたところ・・・十日先生がもともと「マーケ畑」の出身者であるということが関係しているのかなと思いました。

登場人物に悪いヤツがいねえ!

まずですね、この漫画って登場人物に悪いヤツがいないんですよ・・・。
なんていうか、みんな優しいの。

でもって主人公がその上を行く優しさ、純粋さの持ち主で。
見ていて嫌な気持ちがしないんですね。

たぶんこういったところが、現代のウェブ漫画の読者層にバチッとハマっているんじゃないかなって思うんです。

今って、なんかみんな「疲れてる」と思うんですよ。
インターネットの功罪といいますか、便利になった反面、いろんな人のいろんな意見が溢れてしまって必要以上に気をつかってしまうというか・・・無意識に癒しを求める感じになっているのではないかと。

そういうところもあって「みんなが優しい世界」っていうのが自然と求められるのかな~って。

なんだろう・・・たとえ漫画の中だとしても、理不尽なことだとか、誰かが不幸になるのってあんまり見たくないんですよね、、、

その点、この漫画は読者を裏切らない感じがあるんですよ。

マーケティングに長けている作者先生なので、こういった市場の動向というところに敏感なんじゃないかなと思うんです。
だから登場人物がみんな優しくて、レビューを見ていてもそういうところがすごく評価されているんじゃないかなぁ。

キャラクターの作りが絶妙すぎる・・・!

この漫画を最初に見た時には「絵が下手だな~」と感じる人が多いのではないかと思います。

でもこれ・・・絵がうまい人が描く「ヘタウマ」な作風ですよね。
100%オレンジさんとか、本秀康先生とかみたいな。

決して絵を、漫画を描いてこなかった人が描いた絵ではないと思います。

※もともと絵本作家を志していたところもあったそうなので、そういったところの影響なのかな?

さらにいうとキャラクターがめちゃくちゃ立っていて、ヘタウマな絵でもしっかり「誰が誰かわかる」という漫画の基本的なところも押さえられてます。
(要は「ハンコ絵」じゃないってこと・・・)

んで、こういうところもやっぱり「マーケの賜物」なんじゃないかな~って思ったんですよ。

変に書き込みすぎてキャラが立たない漫画よりも、ヘタウマ絵で印象的なキャラが出てくる漫画の方が親しみやすいというか。
もうね・・・作者先生の「まんが道」を見てしまったせいだと思いますが、こういった全てが「狙ってやってる」という風にしか見えないのであります。

(だからといって嫌な感じがあるかというと、決してそんなこともないっていう・・・すごいぜ、、、)

おわりに

そんな感じで「王様ランキング・・・面白いよ!」というお話でした。

ん、、、なんか作品の内容というよりもその背景を楽しんじゃってる風のレビューになってしまいましたが、上でも書いているとおり作品自体もすごく面白いです。
ストーリーはまぁ・・・結構王道なんだけれども、やっぱしっかりと命を吹き込まれたキャラクターが良い感じに立ち回ってますしね。

とくにデスパーさんが出てきたあたりからめちゃくちゃ面白くなったよなぁ・・・!

そうそう、この漫画を読んでいてふと思ったことがあるので最後に書いておこうと思います。

王様ランキングのキャラクターは優しい人達ばかりですが、僕らの実社会はどうでしょうか?
ニュースとかで子供の虐待やら怨恨による殺人事件やらをよく取り上げるから「腐った社会だ」と感じてしまいがちです。

でも実は、周りにちゃんと目を向ければ、何気に「優しい人達に囲まれて暮らしている」と実感することが多いんですよね~・・・。

もしかしたら王様ランキングには「この漫画を読んで、世の中の半分は優しさで出来ているってことを思い出してね!」っていう作者先生の意図が含まれているのかもしれない!

   

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      2020/09/16

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