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久々に胸をえぐられる漫画に出会いました。【それでも僕は君が好き】

 - マンガ・アニメの感想

      2018/04/17

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昨夜友人から来た一通のメールのせいで、「それでも僕は君が好き」という漫画に出会ってしまいました。

この漫画・・・とても面白いんだけど、とにかく”読むのがツライ漫画”です。

何が辛いって、「過去回想編に出てくる女の子たちが”みんな絶対傷つく”」ということが物語の冒頭からわかってること・・・。マジでつらい。

そんな「それでも僕は君が好き」について想うところをつらつらと書いてみました。
”牧野つくし編”まで読んだ人向けの記事です。ネタバレありです。

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つらつら書く感想

どんな漫画かを一言でいうなら「山口さんという女神が出てくる漫画」ってことになります。(違わないけど違う)

主人公・芹沢の学生時代から現代まで続く恋愛を振り返っていく漫画なんですが、だいたいの女性は芹沢が子供であるがゆえに傷つけられて離れていきます。
まぁ、恋愛なんて両成敗だから、どっちかだけが悪いなんてことはないんだろうけど・・・1つの話が終わって、次の女性が出てくるたびに「次はこの子が傷つくのか・・・」と思えるのは、なんだこれ。新手の拷問ですか。

以下、順不同で思ったことを書いてます。

謎の女性は牧野つくし??

この漫画は冒頭で、主人公である芹沢がバイク事故を起こし、そこで謎の女性と出会うところからスタートします。
彼女がいったい誰なのか??というのが、物語のキーで・・・それを思い出すかのように過去傷つけた女性たちの話が出てくるわけなんですよね~。

で、さっそくですが、謎の女性が誰なのか?についてはもう「牧野つくし」で確定だと思います。
(2016/5/9追記:最終巻で謎の女性がつくしではない事が確定しましたw 以下、つくしだと思っていた時の記事です)

洋服の件が回収されていない

そう思う理由の1つに、洋服の件(伏線)が回収されていないというのが挙げられます。

芹澤が「自分が満足するために(古谷に彼女自慢する為に)」牧野に買ってあげた洋服。
これを牧野は結局飲み会に着てきませんでした。

その理由を弁明しようとしますが、芹澤に制されて結局わからずじまい。

そのまま牧野つくし編は終わってしまいましたよね。
これはもう「あとあとで回収しまっせ」って言われているようなものではないでしょうか・・・。

おあいこの意味

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事故にあった芹澤に電話をかけてきた謎の女性は、勝手にアドレス帳を見たことを詫びつつも「おあいこ」と告げました。
この「おあいこ」という表現も牧野つくしを匂わせている気がします。

いったい何がおあいこなのかって考えてみたら・・・芹澤も以前牧野の手帳を見ちゃってるんですよ。
そのせいで家族が大変だという事を知ることになります。

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うん、おあいこだな!

その他の怪しい部分

そして作品タイトルの「それでも僕は君が好き」に込められているのは「理不尽な別れ方をしてしまったけれど、ダメだったけど、それでもやっぱり好きだ」ってことかなーと。

また、原作には牧野つくし編がないそうです。
そして謎の女性との出会いもないんだとか。
(そもそもオムニバス形式だから、今回の漫画のようなひとつなぎのストーリーではないらしい)

こういうのも全部全部怪しいですね~w

原作においていくつかの理不尽な別れ方を迎える男女の話を、無理矢理一つにする為に生み出されたのが謎の女性であり、牧野つくしなんじゃないかと思います。

牧野つくしだけ本名なの?

この作品で描き方が面白かったものに、女性キャラクターの名前が挙げられます。

野ブタ、猟奇的な彼女、エルメス・・そしてキム・サムスン、NANA・・・。
そう、登場する女性キャラクターは主に日本と韓国で流行ったドラマ(漫画)のオマージュになっているんですね。

そして、彼女たちはあえて本名が出ないように話が作られています。

作中で唯一、名前らしい名前で呼ばれているのが「牧野つくし」と、牧野つくし編で一時期彼女になっていた「山口さん」。

もちろん牧野つくしも「花より男子」のオマージュなわけですが・・・それでも他の女性たちと違うのは芹沢が「牧野!」って口に出しているところ。
要するに芹沢の脳内でニックネームとして付けられた名前ではなくて、それが本名であるということを意味しているのかなと。

※読者にわかりやすくするために、芹沢が回想している中で彼女に”牧野”という名前を与えただけかもしれないけれど。

もし彼女(と、山口さん)だけが本名なのだとしたら、そこに込められた意味って何なんでしょうね~。
やっぱり謎の女性がまk

誰が何と言っても山口さんが女神

僕がこの作品を読んで、一番記憶に残ったキャラが誰かと言われたら・・・彼女の名前を挙げるでしょう。
それは「山口さん」です。

牧野つくしという強烈なキャラクターに対抗する為だけに作られた女神。

僕ら読者にしてみたら全く非の打ちどころがないような彼女ですが、やっぱり芹澤と理不尽な別れを遂げることになります。

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ホントだよ・・・ホントに私が・・・・・・ふったんだよぅ・・・

これね・・・コミックスの方ではカットされちゃってたシーンですが・・・もう可哀想で仕方なかった。
そしてこの事が原因で芹澤は世の童貞男子ほぼ全員を敵に回すことになるのですw

 

とにかく不憫なグッチよ・・・

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「登場する女性キャラクターがみんな傷つくのがツライ」なんて言いましたが、僕はもう山口さんが傷つくのが一番つらかったです。
なんだろう、すごく健気なだけに余計不憫で仕方がない。

この子だけは絶対に幸せになって欲しいです。
「イケメン御曹司と結婚した」的な後日談ぐらいじゃ許されませんw

もちろん山口さんにも本当に非がないか!?といわれるとウソになるんですけどね・・・。
やっぱり自分に自信がなかったり、芹沢と自分を縛る”何か”が欲しいゆえに体の関係を求めてしまったり・・・(そのせいで読者からビッチ判定を下されたりw)。

若いから故の押しかけ女房的な行動とかもね・・・芹沢にとってはちょっと息苦しかったのかもしれない。

 

でも、山口さんだった不安だったわけですよ。
だからこそ早く芹沢に”形として”示して欲しかったんだろうなぁと。

そういうのが伝わってくると、本当にめちゃくちゃ読むのがツライです。

山口さん、彼氏できたってよ

その数か月後、友人・古谷のセッティングによって偶然(?)飲みの席で山口さんと再会する芹沢。
その時に「山口さんは彼氏持ち」である事が告げられます。

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良かったとか言ってる芹沢・・・あとでちょっと裏に来いよな。

僕ら読者としては・・・なんかちょっと複雑な心境ですけどね・・・。
でもまぁ、山口さんが幸せなんだったらそれでいいか・・・。

彼氏の描写がない分、エルメスの時のような”胸をえぐられる感覚”がなかったのは救いでしたw

※当初は「芹沢の気を引くために彼氏がいるとウソをついた山口さん」とか期待してたんですが・・・こういう時の女の子って意外とあっさりしてるもんで、実はもう芹沢のことなんて何とも思ってないってのが正解です。たぶん、きっと。
変な男にひっかかったんじゃないと信じたいところですね!!

 

芹澤は言うほどクズじゃない

実は友人からこの漫画を進められた時、 「『主人公がクズ』とかレビューで書かれている漫画」という言葉が添えられていました。

彼はこの世間の評価に憤りを感じていたようで、「どう思う?」みたいな感じで僕に勧めてきたんでしょう。
で、僕が読んでみた感じ・・・確かに「芹澤は言うほどクズじゃねーじゃん!」と思いました。

告白もバイトもしてるし偉いじゃん

というのも、芹沢ってちゃんと好きな女性に告白をしているし、バイトをしてリア充な日々を送っているし・・・。
よっぽど僕が大学生の頃の方がウンコな生活をしていました。

親のスネかじって、好きな子に告白もできないようなヤツよりは何倍もしっかりしてるわ・・・。

そりゃ、あんなに女神な山口さんをふるのは許せなかったけど!

でも、牧野つくしの件を考えたら・・・仕方なかったよなとも思うんですよ。
誰だってあんなの放っとけないでしょ・・・。

芹沢はただただ子供だっただけ

飲み会において自分の彼女を人の彼女と比べちゃうのだって・・・可愛い彼女を連れてたら誰でもやっちゃうと思うんです。

まぁ、それを露骨に描くから嫌なんですけどw
※というか、ああいう描写もなんだか胸をグリグリやられてるような痛みを感じますね・・・。。

こういうことって当人にしてみたら、一度でも体験しないとわからないことだったりするんですよ。
で、あとあとで思い出して「ぐああ・・・あの頃のおれ、最低だったな」とか苦悩するわけです。

シャワー浴びながら「わああああああ!!!」とか叫んだりするんです。

芹沢にしてみたって、「牧野と付き合ったらどうなるのか?」という将来的な現実を的確に想像することなんて不可能だったハズだし、牧野という底辺の女と付き合う事で、「”中流家庭に育った自分”というレールから外れてしまう事」の怖さだって知らなかったわけですからね。

だからこそ思う。
芹沢は言うほどクズじゃないじゃん、と。

ただただ、「まだ子供だった」というだけ。

子供の恋愛にはね・・・傷つくことが不可欠なんですよ。たぶんきっと。

BOYS BE・・・なら良かった

さてさて、この作品って・・・全編通して「リアルな部分」と「リアリティがない部分」っていうのがあると思っています。

それこそ芹沢が子供であるがゆえに女性を傷つけていく描写というのは・・・結構リアル。
だからこそ胸が苦しめられるし、読めば読むほどにツライw

では逆にリアリティがないと感じる部分はどこかというと・・・「冴えない感じの芹沢という主人公が、あまりにも多くの女性を虜にしてリア充な生活を送っている」というところです。

というか、短期間で彼女をコロコロ変えすぎだしね!
マジで芹沢みたいなヤツが同級生にいたとしても絶対に友達になりたくないw

でもこれ、原作の「馬子們!(彼女たち)」という作品がオムニバスだと聞くと納得できますね。
つまり、原作においては芹沢は一人ではなかったということです。

だったら無理に1つの話としてまとめないで、昔マガジンでやってたBOYS BE・・・のような恋愛オムニバス形式の漫画にしてくれたら良かったのになぁ。
そうすれば読者の心の傷も、もう少し浅くて済んだかもしれないのに・・・w

おわりに

というわけで、ひさびさに胸のあたりをポッカリと持っていかれる漫画に出会ったため、ダラダラ書いた感想でした。
こういうのって日常生活に支障が出るんですよ・・。

ゆっくり続きを読みながら徐々に魂削られて行こうと思います。

2016.05.09追記

最終の7巻が発売されました。
謎の女性がつくしじゃなかっただけでなく、それが「それでも僕は~」というタイトルの回収にならないなど、なかなか物議を醸したラストだったみたいですね。

もともと海外の原作なのを考えると、日本人の感覚とは微妙にズレている部分もあって作者さんも苦戦したんじゃないかと思います。

それにしてもグッチ最後まで空気ェ・・・

 

2018.04.17追記

記事の文章がめちゃくちゃだったので、少し整えました。

漫画が終了してしばらく経ちますが・・・今なお心に残るのは山口さんですね。
サムスンも良かったけどね・・・。

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