「花待ついばら めぐる春」を読んだ！【見た目は子供、頭脳は大人】
2023/08/08
ヤンジャンのアプリでコツコツとポイントを貯めて、「花待ついばら めぐる春」を読みました！
※読み終えたタイミングで期間限定全話無料開放っていう運の無さよ。。。ｗ
いや、CMをたくさん見てヤンジャンに、そして作者先生に貢献できたと思えば！！
「花待ついばら めぐる春」は、「シャドークロス」「マドンナはガラスケースの中」のスガワラエスコ先生が2018年からヤングジャンプで連載していた作品。
（シャドークロスも同アプリで楽しみにしていたのですが、ウルトラジャンプへの移籍によってアプリでの連載は終了してしまいました）
とてもおもしろかったので・・・紹介させてください！！
花待ついばら めぐる春の感想
「花待ついばら めぐる春」は、
「恋をすると女は綺麗になる」という事が、化学的に解明された世界。
[出典]マンガペディア
のお話です。
そう・・・恋をすると女性は綺麗になるじゃないですか。
それが化学的に（科学的に？）「少女性徴覚醒」という生理現象として解明されている世界が本作の舞台。
登場人物の女性は恋をすることで身体がだんだん大人らしくなっていき、登場人物たちはその様をまるでつぼみが開花するかのごとく「咲く」と表現する・・・一種のSF的なラブコメ作品です。
ヒロインは「大人になっても少女性徴覚醒が起きない女性」姫川いばら。
つまり、いばらちゃんの花（が咲くの）を待つ・・・ってお話ですね～。
幼いころの彼女に恋をしていた主人公 大草拓馬の前に、当時の姿のままで登場するいばらちゃん。
おじさんのところに中学生・・・いや小学生ぐらいの容姿の女の子が来るわけで、下手したら一般誌では連載できないような設定なのですが・・・これがまた胸キュンするのよ、、、
いばらちゃんが咲くために、現実の中学生の恋愛事情、大人になるということへの悩みなんかも入ってきてね・・・読み終えても何度も読みたくなってしまう感じの作品でありました。
なぜ男性は咲かないのか
さて・・・作中では女性ばかりが「咲く」対象となっており、そこがちょっと差別的な感じを産んでしまうというか、、、
もしこの設定が現実世界でも起こっていたとしたら、かなり危うかったかもしれません。
だって、恋をしたら女性は周りから丸わかりなんですから・・・。
そんな世界、可哀想でしょ？
でもねー・・・、実はこれ、実際の世の中でも結構こんな感じではあるのよね。
女の子は恋をするとマジですぐに魅力的になりますからね・・・。深キョンも言ってたわ。
一方、男は・・・というと、第31話で主人公の拓馬が
心が体が 大人になればうまくいくと信じていた
というとおり、根拠のない自信・・・つまり自分を信じがちなんですよ。
何もしなくてもモテるんじゃないか？とか。
目が合ったあの子は自分に気があるんちゃうか？とか。
バレンタインの朝には下駄箱に、引き出しに、こっそりチョコが入れられているんじゃないか！？とか。。。
恋をしてもしなくても、身体ばかり大きくなって・・・咲かないのです。
そういうリアリティが感じられるからか、この漫画の少女性徴覚醒というSF設定もすんなり受け入れられたのかもなぁ。
スガワラ的フェティシズムなのよ・・・
あとですね、この作者先生・・・特有のフェティシズムがあるというか。
なんか「いやらしくないエロさ」というか・・・そういう表情を描くのがめちゃくちゃ上手くて。
もともとシャドークロスでもヒロインのフミちゃんの目線とか唇の描き方にハッと目を奪われることがありましたが、今作もいばらちゃんの表情や所作にいちいちドキッとさせられましたね〜。
まだ1話しか読んでないけど、「マドンナはガラスケースの中」もそういう感じなのかな。
（でも設定がなぁ・・・完全にヒロインが小学生っぽいしなぁ、、、）
スガワラエスコ先生は福島県出身とかAB型とかいう情報こそ出てくるものの、他の情報が皆無なので・・・どんな方なのか非常に気になりますなｗ
SNS垢も消しちゃってるみたいだし・・・。
おわりに
そんな感じで・・・「花待ついばら めぐる春」が面白かったです。
恋愛を題材としているのだけれど、男性目線では「異性のライバルが出てきてやきもきする」とかもないですし、なんか終始ニヤニヤしながら読めた感じ。
登場人物の子たちはちょっとずつツライ想いをしているけれど、最終的には大団円というか・・・綺麗に終わってくれましたし。
金枝ちゃんのエピソードも真公ちゃんのエピソードも良かったなぁ。
（そうそう、全員の名前が花に関連していて、その花言葉を追うとかなり面白かったり・・・！）
最後に・・・全然関係ないけど、いばらちゃんは大人な子供ってことで、コナン君の哀ちゃん（CV：林原めぐみさん）で再生されますなｗ
2023/08/08
