狂四郎2030 カレーのために読み始めたが面白ツライ・・・!!

集英社「狂四郎2030」(徳弘正也)より
えっ 今日は全員カレーライス食っていいのか!!
うめ うめ うめ
で有名な(?)、徳弘正也先生の「狂四郎2030」を読んでます・・・!
ネットのミームとして↑のカレーのくだりばかりが広まってる感がありますが、それ目当てに読み始めたら面白いのなんの・・・。
ただただ面白いだけじゃなく、読んでいて非常に辛く・・・でもそれが絶妙に「読み進められるように」作られていて、度肝を抜かれました。。。
ここがすごいぞ狂四郎2030
狂四郎2030は1997年から2004年までスーパージャンプで連載されたSF漫画で、全20巻の完結作品です。
言うて僕はまだ7巻までしか読めてないんですが、この時点でめちゃくちゃ面白いし、ツラいw
※冒頭のカレーのシーンは5巻に収録
カレーのシーンばかりが騒がれてますけども、その直前まで続く「八木編」が本当にすごくて、カレー目当てに読み始めたのにそこに到達するまえに充足感を得られてしまいました。
もうね・・・漫画なのに映画を観てる感じなんですよ。
場面場面の作り方が丁寧というか、徳弘先生が”映像”としてこだわりたかったんじゃないか?と感じられるシーンがたくさんあって、いちいちカッコいいのです・・・。
(特に八木と狂四郎の初対面、八木の「待たせるなよ」のところ・・・すんごい良かった、、、)
手塚治虫先生が「漫画家たるもの、絵を描いてる暇があったら映画を観んかい!」って言ってた(らしい)のがよくわかります。
あのですね、徳弘先生の絵っていうのも僕にはうまいのかうまくないのかはよくわかんないんですよ。
人間の瞳の描き方も独特だし、いわゆる「徳弘絵」ではあるんだけどw
作中での人斬りシーンも人間が左右2つにスパッと分かれるなどリアリティがなかったりします。
(とはいえ、江戸時代の実験では人間7体の胴切りがあったそうですが・・・)
でも!それが演出としてはすごく痛快というか。
「魅せ方」が上手なんだろうなぁと!
シリアスシーンにギャグを放り込めるすごさ
それよりなにより、一番感心したのは・・・どれだけシリアスで重苦しいシーンだったとしても、だいたい1〜2ページに1回はどうしようもないシモネタのギャグが入ってくるところなんですよw
これ、ターちゃんの頃から徳弘先生の持ち味だったそうですが、すっかり忘れてました。
(ターちゃんはリアルタイムで読んでた世代なんですが、、、)
何がすごいって・・・こんな重苦しくてツラいお話、ずっとコレが続いてたら憂鬱になっちゃって元気なくなるっていうか。読みたくなくなる可能性もあると思うんです。
でもちょいちょいギャグを挟んでくれるおかげでサクサク読めるっていう。(天才の所業)
誰かが言ってましたけど、4コマ漫画を繋いでストーリー漫画に仕立ててある感じなんですよね。
(そういう意味だと「けいおん!」とかの先駆けと言えるのかもw)
そういえば面白い漫画(読まれる漫画だったかな?)の作り方として、見開き2ページごとに小さいお話を完結させて一話を作る方法があるというのを思い出しました。(ソース失念)
しかし、敵の親玉を倒すシーンにおいて「主人公のケツ穴と玉袋がでっかく描かれる構図」なんて誰が考えられるんだよ・・・w
おわりに
そういうわけで、狂四郎2030めちゃくちゃ面白いです。
ただ、本当にシモネタがひどすぎるのと、作品のストーリー上、性行為に関するシーンが多すぎるので人を選ぶ作品だとは思います。(コミックスを家に置くのは躊躇するっていう)
あとは残虐なシーンも多いですし、グロいし、何より話が重苦しいので、子供には絶対進められねえ、、、
まぁスーパージャンプ作品だしなぁ・・・(と思ってターちゃん読み返してみたら、あれもよく少年誌に載せられたなってぐらいのシモネタだらけでしたがw)
言うて僕もまだ読み途中なので最後まで読んだらまた評価が変わるかもしれませんが・・・!
Comment
読みたくなったじゃないの、あーた!
安いショップ、全部詐欺サイトで、げんなり・・・
シーモアで無料立ち読みのあと
メルカリで
狂四郎2030 狂四郎対八木編①② オアシス農場編 コンビニコミック本
をサーチし、ポチる紙派なワイ
poncha2016さん
コメントありがとうございます!
読みたくなってもらえたら幸い!
とりあえず八木編だけでも読んでほしかったので良かったです。
僕は今オアシス農場編読んでますw