母塚さんを××にしたい。を読んだ感想!バブみにオギャりたい人もそうでない人もとりあえず母塚ファミリーに癒されよう
2023/08/08
先日、他の漫画のレビューで「バブみ」について書きました。
バブみ・・・すなわち(年下の)女の子に母性を感じる、という魅力については僕はまだ語れる域に達せていないのですが、この漫画が面白いってことはわかります。
現代「バブみがすごい」漫画の最高峰(かもしれない)、世良りりえ先生の「母塚さんを××にしたい。」です。
(ピッコマやLINEマンガで連載中)
高校生ながら「聖母」と呼ばれるほどに母性が溢れ出ている「母塚さん」をとりまく男女のラブコメ・・・ラブコメ?なのかな?なんですが、なんていうか・・・「これどういう感情で読んだらいいの!?」って感じにさせられる新しいラブコメなのかな~??とも思います。
まだ記事執筆時点では完結していない作品なのですが、ちょっとその魅力について「読んだ感想」という形で紹介させて下さい!
母塚さんを××にしたい。の登場人物とあらすじ、あと読んだ感想。
この作品の主人公は高校1年生の梶木(かじき)くん。
同じ学年の母塚鯉子(こいこ)さんのバブみに触れ、「母塚さん…って めっちゃ良くね?」と一目惚れします。
そこに母塚さんの幼馴染である茅ケ崎あゆちゃん、母塚さんに恋をする不良の鬼虎魚(おこぜ)くんの2人が混じって、三角関係ならぬ四角関係が形成される・・・っていうお話です。
・・・普通ならば。
この漫画の普通じゃないところは、梶木くんの「めっちゃ良くね?」が普通のラブコメじゃないところにありました。
「××」に入るのは?
というのも、表題「母塚さんを××にしたい。」の「××」に入るのが・・・「お母さん」なんですね。
そう、梶木くんは母塚さんをお母さんにしたいんですw
それは決して母塚さんに子供を産ませてリアルにお母さんにさせる・・・っていうんじゃなくて、自分が息子になってオギャりたいっていう、そういう歪で純粋な感情を持っていました。
※ただ、記事執筆時点の最新話らへんではその辺が揺らいできていて・・・そういう意味でタイトルをあえて「母塚さんをお母さんにしたい。」とせず「××」と伏せたのかな~と読みましたよ僕は!
きもいと思った人もとりあえず鬼虎魚編終了までは読も?
僕はこの作品、LINEマンガで読んでるんですけど、コメント欄がすごく平和なんですよ。
みんなこの4人をしっかり応援しているというか、にんまりしながら彼らの日常を見守ってるんだろうな~って感じに。
ただそれって最初に感じる「梶木きめぇ」っていうのを乗り越えた人の意見で。
どうやら1話とかで離脱しちゃう人は単純に梶木くんの「息子になりたい」っていう願望に嫌悪を感じちゃうみたいなんですね。
でも、大丈夫だから!
ちゃんと後半はラブコメになる予定だから!(きっと)
梶木くんがそういう感情を抱いてしまうのにもちゃんと理由があるから!
とりあえずキーパーソンの一人である鬼虎魚くんが出てきて、ファミリーの父役に落ち着くあたり(40話ぐらい?)まで見ると、この作品の本当の良さというのが見えてくるんじゃないかと思います。
奇妙な四角関係
ネタバレになっちゃうのであまり詳しくは書けませんが・・・この子たち、男2人女2人というパーティでありながら「2組のカップル」という形に落ち着かないんですよ。
それどころか、上でもちょろっと書いたように「疑似ファミリー」みたいなのを形成しちゃうんですね。
(母:母塚、父:鬼虎魚、兄:梶木、妹:あゆ)
ほら、普通ラブコメって1人のヒロインを巡って主人公とライバルがいがみあったりするでしょ。
この子たちはあくまでファミリーなんで、そういうのがないんですよ。(今のところ)
たとえば主人公→ヒロインっていう本線があったとして、本来は「主人公の事を好きな女の子」とか「ヒロインを好きな男の子」の存在って「この2人邪魔だなぁ・・・」ってなるじゃないですか。
でもこの作品だと40話ぐらいから「あゆちゃんかわいい。おこぜくんかわいい。」ってなっちゃって、もうなんかみんな応援したくなるっていう。
なので、ラブコメのはずなのになんだかほのぼの読める・・・そんな感じの漫画だと思うのです。
おわりに
というわけで、「母塚さんを××にしたい。」の紹介でした。
なんかまぁ、↑ではこう書きましたけど、結局最終的にはしっかりラブコメになっていくと思うんですよね。
ちゃんと梶木くん→母塚さんっていう形で。
で、そうなるとあゆちゃんとか鬼虎魚くんは傷ついていくわけでね・・・。
そこまでにその2人にどこまで感情移入できるかで胸キュン具合が変わって来そうな感じだなとも思っております。
ああ~・・・切ない感じのは読みたいけど読みたくないよぉ・・・。
なので、バブみを感じたい人は特に、そうでない人でもラブコメに飢えてたら読んでみたらヨロシ。
あ、ちなみに今さら言うまででもないですが、登場人物がみんな魚とか海の生物に関係する名前になってますね。なぜだか知らんけども。
2023/08/08