【最終回の感想】半年間ありがとうダリフラ!面白かったです!【ダーリン・イン・ザ・フランキス】
2023/08/08
昨日、7月7日の深夜に「ダーリン・イン・ザ・フランキス」が最終回を迎えました。
僕もなんとか1月の最初からリアルタイムで観ることができ、半年間観続けた作品ということになります。
普段あんまりアニメを見ないので、最初から最後までリアルタイムで観続けたのって・・・灰羽連盟以来じゃなかろうかw
さて終わってしまったダリフラ、賛否両論あるとは思いますが、個人的には面白かったです。
全然「感動をありがとう!」みたいな感じにはならなかったし、いろいろと腑に落ちない部分があるにはありますが・・・なんだかんだ毎週すごく楽しみな作品でした。
なので終わってしまって、いっちょまえに喪失感がありますね~・・・。
そんな喪失感たっぷりの状態で、今のリアルな感想をまとめておこうと思いました。
ダリフラ全24話を観終わって・・・
ダリフラ全24話・・・終わってみたら本当にあっという間でしたね。
後半の怒涛の展開があって、理解が追い付かなかったり・・・「雑すぎる」と感じた方も多いかもしれませんが、24話にこれだけいろんな展開を詰め込んだのはやっぱり面白かったんじゃないでしょうか。
以下、若干のネタバレを含む僕の感想です。
考察が独り歩きした作品
ダリフラが始まった当初、数話ぐらいのころには僕も考察サイトなんかをくまなくチェックして「はえー・・・すっごいな」なんて思っていた記憶があります。
たとえば作品テーマに使われている赤と青が人間の動脈と静脈だとか、フランクスの武器がチェスの駒になっている理由とか、フランクスの名前に使われている花の花言葉とか。
あとは主人公たちの名前に使われた数字を足したり引いたりするとどうなる・・・的なのもありましたね。
おそらく制作者側もこうした裏設定が独り歩きすることで作品が盛り上がることを期待したんだとは思うんです。
で、それは功を奏したんじゃないでしょうか。こうした考察がすごく盛り上がっていた印象があります。
・・・ただ、そうした設定の深さに反比例するように話の展開がご都合過ぎたり、雑だったりしたので・・・煮え切らないラストだったように思えた方が多かったかもしれませんね。
ちなみに僕は途中から考察を観ないことにしました。
というのも友人が「ガチガチに考察して観るよりも、リアルタイムで観られるその作品を100%楽しみたい」みたいなことを言ってて、妙に納得してしまったからです。
でも全話観終わった今、作品の場面や台詞、キャラの名前などに込められた意味なんかをまとめた設定資料が出てくれたら嬉しいな・・・って感じですね。
※でも設定を全部明かすのって、お笑い芸人が「笑うところの解説」をするようなものなのかなぁ・・・?w
いろんな作品のオマージュだったっぽい
あとは、これも考察とかの一種だとは思うんですが・・・僕も作品を見た当初に思っていたとおり、いろんな作品のオマージュがあるアニメだったみたいです。
有名どころだと、エヴァンゲリオンやトップをねらえ!といった作品。
エヴァはもう観ていて一発で「うわあエヴァっぽい」と思うところがありましたよね。
トップをねらえ!は僕も大昔に一度観ただけなので全然覚えてなくて・・・ガンバスターとかいう超でっかいロボがいたことだけ覚えてる感じ・・・なんですが、最終話のヒロとゼロツーが地球へ還っていくシーンがそのオマージュだったんだとか。
久しぶりに闇鍋みたいなアニメを見たな… 平成最後の七夕に相応しい最高のエンディングでした。
#ダリフラ #ダーリン・イン・ザ・フランキス pic.twitter.com/646SNEJYW3
— 🐃メイソン🦐 (@sivispecem) 2018年7月7日
グレンラガンも入ってるみたいですね~。
実はこれも「パクリやんけ!」みたいな否定的な意見が多くみられましたが、もしかして運営側としてはもうちょっと「いやいや、あのシーンかーーーーい!!」みたいに楽しんで欲しかったんじゃないかな?とか思ったり。
僕はファンネルが登場したシーンは「ふぉおおおお!」ってなりましたw
ご都合展開に賛否両論がありそう
そして否定的な意見がありそう・・・といえば、「ご都合展開」ですね。
この作品を観ていた人のほとんどが「ご都合的だ」感じたのではないでしょうか。
なんだろう、すべてがシナリオ通りっていうか・・・。
たとえば最終話にてみんなで元気玉を作ったシーン・・・ありましたよね。
オラに力を分けてくれ的な。
あそことかもミツルくんがニュータイプのような理解力を以って臨むことになったわけですが・・・ちょっとご都合展開過ぎました。
その一話前でゼロツーの肉体が石になっちゃうところとかもそうですね~・・・泥臭い日常パート(畑を耕すとか)に超常現象を”普通に”組み込んじゃうから・・・なんかおかしな感じがしちゃうんじゃないかなぁ。
ただ、だからといって僕はそれが嫌いだったわけではないんですけどね。
作品の本質とは関係ない部分ですし・・・。
とはいっても腑に落ちない人がいるだろうなーというのもわかりますw
いつからロボットアニメだと勘違いしていた?
また、バトルもすっごいご都合的だったというか・・・なんか重要な戦いのシーンは必ず
「ダーリン!」「ゼロツー!」「うおおおおおおおおおおお!!!!!」
で終わっちゃったなぁ・・・っていうねw
ロボットアニメにしてはすごく戦い方が雑だったなと。
いや、ロボットアニメだったのか?これ。
僕は無駄な戦闘シーンがあまり好きではないので、すごく助かったんですが・・・こういうところにチープさを感じてしまう人も多かったのではないでしょうか。
・・・にしても妻がいる前ではすっごく観づらかったなぁ。。
「ダーリン!愛してる!」「俺も愛してる!!」「うおおおおおおお・・・!!」のシーンを一度だけ妻の前で観てしまって・・・なんだか恥ずかしかったです。
とは言ってもロボットは良かったよね
はたしてロボットアニメだったのか?と言われると微妙なところではありますが、ロボット自体はカッコ可愛かったですよね。
僕は当初デルフィニウム派でしたが、最終的に地球に残って朽ちたジェニスタと量産機を見てたら・・・その二つがすごく愛おしくなってしまいましたよ・・・。
23話でアパスがゼロツー×ウェディングドレス化した際に「人面ロボットwww」とか騒いでいる人たちもいましたが、僕的にはあれも結構好きだったなぁ。
というか人面って意味だったらストレリチアも最初から人面だったような。。。
アパスの立体化まだー?って感じです。
キャラクターの描かれ方はすっごい秀逸だった
僕はこの作品の一番の魅力は13部隊のキャラクターの描かれ方だったんじゃないかと思っています。
当初ものすごく「他人に興味ないんで」って姿勢だったミツルくんが、最終的には他人のことを気にかけまくっちゃう子に育つところとか。
フトシが「パパ1号」になったミツルを一番喜んでいるシーンとか。
オールバックだったミツルくんが短髪になるところとか。
ああ、、、ミツル可愛いよミツル・・・。
もちろんミツルくんだけじゃなくて、やっぱり僕はイチゴちゃんが最後の最後まで気になって気になって仕方なかったです。
なんだかんだ気持ちに折り合いをつけて幸せになれたようですごく良かった。
逆に主人公とヒロインの描かれ方はすごくクサかったというか・・・いろんな作品の中でも群を抜いて嫌いな主人公になっちゃいました。
とはいえ彼らもね、いろいろと仕方なかったんだけれども。
とにかく13部隊のキャラ達がすごい好きだったので、僕の中での最高潮はミストルティンでのミツココ結婚式でしたね。
あのまま何事も起きなかったifストーリーが観たいですわ・・・。
(イチゴがヒロに告白したシーンも良かったよなぁ。。。)
円盤に「まものと王子様」の絵本がつくよ!
キャラクターに対する想いも見ているうちにどんどん変わってきたのを自分でも実感したので、出来ることならもう一度「第一話」から見返したいぐらいです。
でもね・・・僕、第7話からしか録画してなかったんですよ・・・残念なことに。
こうなったらDVD(またはBlu-ray)ゲットするしかないか・・・!?
・・・なんて思って調べてたんですが、どうやら公式によるとDVD & Blu-rayの5巻に「まものと王子様」の絵本がつくらしいですね・・・ヤッバ!
僕は8,000円は払えないけど!
エンディングテーマも最高だった
ダリフラの24話を思い返していると、エンディングテーマも絶対に思い出されますね。
エンディングテーマは全部で4つあったのかな?もっと?
どれも秀逸で・・・いつもエンディングのイントロが流れ出したあたりから「もう終わっちゃう!もう終わっちゃう!!」って思ったものです。
個人的には第一期の「トリカゴ」が結構好きだったんですが、終盤で使われていた「ダーリン」も良かったなぁ・・・。
勢い余って乃木坂ファンの弟にトリカゴを聴かせたら「まんま乃木坂じゃん!」って言ってたのが記憶に新しいですね~。(個人の主観です)
あ、もちろんグラマラススカイコンビのイントロも脳内でエンドレス再生されるぐらい好きでした。
あとはコミックスに期待するしかないな!
ツイッターでは「新しい物語を示唆していたし、二期あるぞ!」みたいな意見もありましたが・・・僕はこれはこれで完結したってことでいいんじゃないかなと思っています。
ただ、やっぱり最後にヒロとゼロツーが帰ってこれなかったのはすごく寂しかったので・・・同人誌でもいいからもっとよりハッピーなエンディングが観てみたいところ。
※二人がちゃんと帰還できたとしても作品のテーマ的には問題ないハズなので・・・。
こうなったらコミックスに期待するしかないですね!
アニメが終わったにも関わらずコミカライズが続いた例として、エヴァンゲリオンがあるじゃないですか。
エヴァのコミックのラストって・・・たしかアニメ版よりも映画版よりも救いがあったと思うんですよ。(良し悪しは別としてw)
奇しくもダリフラのコミカライズは現在「本筋」は逸れていないながらも展開がアニメ版とは違うので・・・もしかしたらエンディングが異なるものになる可能性も捨てきれません!!
おわりに
というわけで、ダーリン・イン・ザ・フランキス、本当にありがとうございました。
半年間の楽しみの一つであったことは間違いありません。
来週はシュタゲゼロもお休みだし、喪失感ハンパなさそうだなぁ・・・。
そして当初「エロいアニメなんじゃないか!?」みたいなことを書いてしまって本当に申し訳ありませんでした。
キスが作品の重要なファクターではあったものの、決してエロいアニメではなかったことをここに訂正しておきます。
追記
コミックスの方も2020年の頭に連載が終了いたしました。
途中からオリジナル展開になっていたにも関わらずしっかりとダリフラで面白かったです。
一応ハッピーエンドになったエンディングは必見・・・!
矢吹先生、お疲れ様でした!
2023/08/08