“裏サンデーのハンター×ハンター”こと、「出会って5秒でバトル」が面白い
2023/08/08
マンガワンをいつも楽しく読ませて頂いてます!
マンガワンはチケット制で漫画が読める仕組みのため、
自分が読んでいた漫画が最新話まで追いついてしまうと、チケットが余ってしまうため、あたらしい漫画に手を出してしまうという、恐ろしい仕組みがあります。
最近もついに「ケンガンアシュラ」が全話分追いついてしまって、次に何読もう・・・って思っていたところに、絵もキレイで、タイトルも魅力的な「出会って5秒でバトル」が目に付きました。
今までなんで気づかなかったんだろう?ってぐらい展開が面白く、
そして絵もかなりキレイで見やすくオススメです。
出会って5秒でバトル(裏サン版)について
「出会って5秒でバトル」はもともと「はらわたさいぞう」先生がWEB漫画として連載されていた作品です。
これを「新妹魔王の契約者」のコミカライズ作品の著者である「みやこかしわ」先生が裏サンデーでリメイクしています。
原作はこちら。
http://deago.web.fc2.com/
これはヒトクイやワンパンマンなんかと同じですね。
WEB漫画はいわゆる”ネーム”のような状態の漫画なので、そのままだと味気ない感じがするんですよ。
それでも内容がなかなか面白いものが多く、「作画担当者つけたら売れんじゃね!?」みたいな発想になるのも頷けます。
あの有名なジャンプの漫画、デスノートも原作者である大場つぐみ先生の絵があまりにもラッキーマンすぎて、小畑先生が作画されたおかげか、素晴らしい作品に仕上がっているわけですしね?
出会って5秒でバトルも、そんな感じで「人気が出ない方がおかしい」という作品だと言えるでしょう。
能力×デスゲーム漫画
原作の方では、「いまからみなさんに殺し合いをしてもらいます」という、どこかで聞いたことがあるような台詞で物語がスタートする通り、この漫画はいわゆる「デスゲーム」系の漫画です。
デスゲームというのは、たいてい強制的に集められた人たちが主催者の指示に従わざるを得ない状況に置かれ、そこで互いに生存をかけて課題をクリアしていくゲームのこと。
最近はやりの漫画のスタイル、といった感じです。よく見かけます。
そこに、ハンター×ハンターのような”能力バトル”の要素が入ったのが出会って5秒でバトルの特長と言えます。
主人公の能力が「相手があなたの能力だと思った能力」というややこしいもので、
これがまたうまく頭脳戦を繰り広げるために必要な武器だったりするんですね~。
たとえば相手に直接「おれの能力は○○だ!」と伝えたところで、相手がそれを信じられなければ発動しないわけですし、能力名を伝える時にかんじゃったり滑舌が悪かったりしたら聞いた方も想像できないだろうし。
そういった部分から、いかに主人公が能力を駆使していくか?が見ものです。
思った以上にハンター×ハンター
デスゲームで能力バトル、なんて聞くとハンター×ハンターのグリードアイランドかい!って思う人がいるかもしれません。
が、それよりも思った以上にハンター×ハンターです。
というのも、なんか絵のタッチとか表情とか、
ふとしたところで「ハンターっぺー」って思うことがあるんですね~。
たとえばこの表紙絵とか、そのままハンター×ハンターって言われても僕だったら信じちゃうw
あとはこれ。
主人公・啓(ケイ・アキラ)くんの話し方が、なんとなくゴンとキルアを足した感じ。
あえてハンターを意識してんじゃないか?ってぐらい、ハンターっぽいです。
そういやジャンプ+のハンター×ハンターこと「群青のマグメル」は、作者の第年秒先生の前作が「5秒童話」でしたね。
ハンターと5秒がいろいろ繋がった感じです(なんのこっちゃ)。
気になる展開
漫画自体はまだ物語の序盤と言ったところで、謎が多いです。
このゲームに集められた目的は一体何なのか?
どうしたらゴールなのか(そもそもゴールという概念があるのか)?
何度かに分けられて参加者が長期的に集められているが、クリアしたものはいるのか?
そしてクリアしたら”戸籍が消されている”以上、彼らはどうすべきなのか?
・・・などなど。
あとは主人公の能力発動条件まわりもいろいろ気になりますね。
それから「誰が能力についてウソをついているか」も。
この状況であれば、どんなものであれ、馬鹿正直に能力を教えない方が戦いやすいはずですから。
おわりに
というわけで、出会って5秒でバトル(裏サン版)の紹介でした。
妻からは「もう読む漫画増やすのやめなさい」と言われていたのに、また増えちゃったなぁ・・・!
追記
途中からはらわた先生の原作が抜けたり、全然出会ってから5秒でバトルしなかったりといろいろファンを騒がせる自体はありましたが、ステージを追うごとにキャラがどんどん魅力的になってきていていい感じです。
おすすめ。
2023/08/08