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「鬼畜島」からの「恋する鬼畜島」が脳内に変な汁でまくりそうでヤバイ

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      2023/08/08

画像は「鬼畜島」より

LINEマンガにて外薗昌也先生の作品「鬼畜島」を読んでいます。

外薗昌也先生といえば、パンプキンナイトの原作をやられている方ですね・・・。

パンプキンナイト第一部読了!アメリカンB級スプラッターホラー感のある漫画!

とにかくあっちもこっちも「アメリカン・B級スプラッターホラー」なんですが、こっちは絵柄も含めてもうめちゃくちゃにキモい、っていうw

設定もなんだかめちゃくちゃな感じだし、「え?こんなんになっても人って死なないの!?」っていう変なグロさもあるのに・・・やっぱり見ちゃう。
それだけ面白い、人を引き付ける何かがある・・・ってことなんでしょうねえ!!

で、本当にキモいしグロいんですよ。鬼畜島。

ジャックニコルソンに怒られるで!と言いたくなる第9巻の表紙を見てもそのキモさは伝わるかと思いますが・・・物語が進むにつれて、どんどん人が人ならざる者になっていくんです。

これだけをずっと読んでると絶対に精神に支障をきたしてしまうというか、もうすでに作者先生の頭の中ってヤバいことになってんちゃうかという感じだったりするわけですよ!

でもご安心を・・・そのカンフル剤となりうる存在「恋する鬼畜島」というスピンオフ漫画がありますので。
これを交互に読むことで脳内に変な汁がどばーっと・・・アッアッアッアッ・・・

鬼畜島のすごさ

まず本編鬼畜島なんですけど・・・もう本当にヤバいんですよこれが。(語彙力)

第一話で無人島を訪れた主人公(?)高久たちの前に、豚の頭の生皮を被ってチェーンソーを持った大男(カオル)が現れるシーン。
ここだけで普通に、めちゃくちゃ怖い。

※カオルはレザーフェイスのオマージュかと思いましたが、カナダのホラー映画でチェーンソーを持った豚マスクの殺人鬼が登場する「CAGE」という作品があって・・・もしかしたらその辺の作品とキテレツ大百科のブタゴリラあたりがヒントだったのかも。

さらには、顔の鼻から下の皮膚が削り落とされてしまって、代わりに他人の皮膚をそこにマスクとして付け、指先にメスを仕込んだ女性(マリ)も登場し・・・上陸した仲間が次々と殺されていくのです。

絶望。

カオルやマリの一家には嫌悪しかない状態で読み進めることになるんですが・・・これがねえ、すっごい不思議なことが起きるんです。

いつのまにかカオルやマリを応援している僕ガイル

そうなんです・・・最初こそ主人公たち「普通の人間」に肩入れしていたはずなのに、いつのまにかカオルやマリを好きに・・・とまでは言い過ぎか、応援したくなっちゃっているんですよねえ・・・。

めちゃくちゃグロいし、なんだかキモいのに。

マリなんてあれですよ・・・「実は顔半分の皮膚があれば美人だった」っていう設定かと思いきや、全然そんなことないですからね。。。

で、この「最初嫌悪していたのに、いつのまにか応援している」という構造、最近どこかで感じたな~!と思ったらパンプキンナイトがまさにソレで。
当初読者からヘイトを買いまくってた尚子のことを、いつしかみんなが応援していたじゃないですか。

世界が尚子に恋をしたのさ

っていうセリフ、まさにそんな感じのことが誌面を超えたメタな世界=僕らの現実にまで派生しちゃったわけですよ。

これが外薗作品の持つすごさなのか・・・それともB級スプラッター作品の特長なのか・・・。

畏怖する存在である殺人鬼・・・という視点から、殺人鬼側視点のホームコメディに自然にシフトさせていく手法に素直に感動しております。

鬼畜島に疲れたら、恋する鬼畜島に逃げよう

でね・・・鬼畜島、本当になんか読んでると脳みそがヤバいことになりそうなんですよ!
そのうち語尾に「ピーヨ」とか「デショー」とか付けたくなるような中毒性があるというか!

そんな時にはスピンオフ作品「恋する鬼畜島」を読むと良いのデショー。

これはもう全然キモくもグロくもないっていうか。
「いやこれ、スピンオフと言って良いのか!?」というぐらい、キャラの名前だけ借りた全然別作品でしてw

たしかに「カヲル」という名前の、豚の被り物をしたキャラがチェーンソーを振り回してはいるのだけれど・・・

コレである。

この中身が美少女で、さらには姉のマリや妹のサトr・・・サトコ!がいて、それぞれが高久に惚れていく・・・というお話。

本編の高久がどんどん堕ちていくのを見ながら、こっちの天使のような高久に癒される・・・という、そういうカンフルなのであります。

・・・でもこっちはもう終わっちゃったんだけれどもw
あとはグロいほうをひたすらに読み続けなければならないのか・・・。

※ちなみに、恋する鬼畜島を「鬼畜島のスピンオフという設定じゃなかったら面白くない作品」とこき下ろしている人がいましたが・・・スピンオフってそもそもそういうものだからね。
カレーライスのライスだけ食べて文句言う人いないでしょ?そういう感じ。

おわりに

というわけで、鬼畜島おもろいよー・・・というお話でした。

ただまぁ本当にグロいスプラッター漫画ということで、万人にはオススメできないですねw

あとパンプキンナイトのような「日常にありそうな恐怖」という感じではなく、もう少しファンタジー要素強めというか・・・作者先生がやりたい放題やってる印象がある作品なので、そういうところも含めて「B級ホラー」を楽しめそうな人向け!って感じかと!!(ギャグ要素強めだし)

   

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      2023/08/08

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