ひぐらし業の各話時系列と最終回直前の感想
2023/08/08
ひぐらし業、楽しみすぎて結局テレビに追いついちゃいました。
そしたらもう次回最終回とか・・・。
で、直前の23話を観て「ぬおおおおおお!!」となってまた1話から見直してしまったのです。
面白いですね~・・・やっぱり。
20話あたりでもぐるっと世界の見方が変わりましたが、ここにきて「あれはそういうことだったのかー!!」みたいなのが結構出てくるっていう。
この手の並行世界もの、ループものの醍醐味ですよね。
1粒で2度楽しめる的な。
・・・そこで!
ちょっと今日は「ひぐらし業」の各話における時系列を、今想像しうる範囲でまとめてみました。
また、最終回直前の感想も勝手にだらだらと綴らせて頂きます・・・っ!!
ひぐらし業の各話時系列まとめ(ネタバレあり)
登場人物にループが発生する作品の場合、製作側が意図的に時系列をミスリードすることがあります。
今回の「ひぐらし業」もそれで、第一話から順に話が進んでいるわけじゃなかったんですね~。
※まだ最終話を観たわけじゃないからわからんけども・・・。
放映された順番は以下のとおり。
- 1~4話…鬼騙し編(鬼隠し編をなぞったようなお話)
- 5~8話…綿騙し編(綿流し編をなぞったようなお話)
- 9~13話…祟騙し編(祟殺し編・皆殺し編をなぞったようなお話)
- 14~17話…猫騙し編(業の新作、梨花ちゃん絶望編)
- 18~24話…郷壊し編(業における解答編)
ですが、実際の時系列は(たぶん)以下の順。
18~20話…旧作「ひぐらしのなく頃に(解) 祭囃し編」の後日譚。
1983年6月を抜け出した後のお話。
20~22話…沙都子ちゃんの地獄(ルチーア学園のループ)
梨花ちゃまの100年分を沙都子ちゃんも体験。
23話…沙都子ちゃんと梨花ちゃまの同時ループ。
1~17話はその過程。(この辺が同時進行)
24話…17話の以降の話?(未開放)
んっふっふっふ・・・なるほどなるほど。
第23話のおかげでいろいろ見えてまいりましたよ・・・。
梨花ちゃまはなぜ無双できなかったのか
今回の出題編である「〇騙し編」のうち1~13話は、僕らも良く知る「旧作」をなぞったものでした。
であれば、その解答編すら一度体験している梨花ちゃまにしてみたら・・・”答えを知っているクイズ”に挑戦するようなもの。
つまり鬼騙し編において圭一君に仲間を信じさせたように、正しい答えの方にプレイヤーを導いてあげるための操作など容易かったわけですよ。
実際それでうまく行きかけるものの結局惨劇を回避できなかった理由、それは・・・自身の外側に「さらに俯瞰している観測者」がいたから、に他なりません。
それが沙都子ちゃんだったわけですね。
たとえば鬼騙し編においても綿騙し編においても、一度梨花ちゃまに「うまくいきそうだ!」と希望を与えておいて・・・その後こっそりL5発症薬をレナちゃんに、魅音ちゃんに投与したのでしょう。
※入江先生のところで廃棄したはずのL5発症薬がでてきたのがその伏線だったのかな・・・。
17話において大石さんが、18話において茜さんや村長、赤坂さんまでもが雛見沢症候群を発症してしまったのも、こういう人為的なアレがあるんだと思えば納得です。
※それによって誰が得をするのか?というのも22話で描かれているわけですからね。
そう言われてみれば・・・伏線あったな!!
で、そういう前提で1~17話を観てみると、なるほど沙都子ちゃんのループを臭わせる描写がめちゃくちゃ散りばめられていたわけですな。
例えば鬼騙し編の後日談では梨花ちゃまと沙都子ちゃんが二人とも同じ包丁で刺されて死んでいて、「警察は他殺と自殺の両方で捜査している」とのことでした。
要は沙都子ちゃんが梨花ちゃまを刺して、その後自殺をしたということなんですよね。
綿騙し編でも梨花ちゃまが他殺体として発見され、沙都子ちゃんはその後亡くなったかのような描写でしたが、死因までは言及されていなかったですし。
猫騙し編で圭一くんが発症する世界だと・・・沙都子ちゃんだけ頭を叩き割られてなかったり。。。
そしてそして・・・祟騙し編では沙都子ちゃんが虐待されている描写が無いとか、大石さんがあぜ道を歩く意味深なシーンとか・・・
「前原さんは自分がやっていることが正しいと思い込んでいる」というセリフとか・・・。
要はこれ、23話において登場した「改心鉄平」の前後にある話なんですよね。
(なので具体的な時系列は「23話の前半」→「1~8話」→「23話の後半」→「9~17話」みたいな順番でしょうか)
つまり「祟騙し編」における沙都子ちゃんは鉄平から虐待など受けておらず、「そうであろう」という梨花ちゃまの思い込みを利用した沙都子ちゃんのトラップだった・・・と。
沙都子・・・できる子!!!!(ゲロ吐いたのも演技だったのか、、、)
伏線でいえば「〇騙し編」っていうタイトルもそれだったわけですよ。
僕ら既存ユーザーに対して、過去の出題編であるかのように「騙し」てるわけで。。。
「最初から言うてたやん」っていう感じの気持ちいいトリックに引っかかった感じでありますです。
ダラダラした感想
以下、僕が今時点で思ってる感想についてダラダラと。。。
24話はどうなるんだろう?
どうやら次の24話で最終回らしいので・・・この辺のヤツを全部回収して終わるってことになるんだとは思いますが、、、どうなるんだろう?
ハッピーエンドになってくれるのだろうか。。。
やっぱオヤシロ様の中からゲットした「繰り返す者を殺す剣(の破片)」で・・・誰かを斬る、ってことなんですよねえ。
沙都子ちゃんを殺してしまえば、梨花ちゃまは理想のハイソな暮らしができるのだろうか??
逆に自分を殺してしまえば・・・だいぶ楽にはなれそうな感じ。
・・・でもどっちもハッピーじゃないよなぁ。。。
16話を観ちゃうと梨花ちゃまが可哀想で可哀想で・・・ってなるんだけど、19話以降を観ちゃうと沙都子ちゃんが可哀想で可哀想で・・・。
こんなのうまく回収できるん?大丈夫なん?
そもそも24話は17話の続きってことになると思うんだけど・・・沙都子ちゃんが銃やL5発症薬をどうやってゲットしたのかとかも、ちゃんと全部全部明かされるのだろうか・・・!?
さらにはカレンダーの件やトランプの件もまだ解決してないし・・・なんだかこれはまだまだ僕らが騙されてる可能性があるぞ!!
Very Satokoな話だったなぁ
改めて「ひぐらしのなく頃に業」は、沙都子ちゃんにめちゃくちゃ焦点を当てた話だったんだな~と感じます。
ひぐらし本編の時にはどこか脇役感が否めなかった沙都子ちゃんが、ついに主役になった感じというか。
23話でループを繰り返すときの指パッチンもめちゃくちゃ可愛かったしw
何気に沙都子ちゃんの話もわかりみが深いというか・・・「なるほど~」と唸ってしまうことも多かったです。
たとえば17話での
辛いことはどんなに小さくてもいつまでも心に残りますわよね。でも、些細な幸せはすぐに忘れてしまう。
というところ。
ぐああああ!ってなりましたね~。
僕らって日常にある幸せを忘れがちなのよね。
それでついつい身の丈に合わない幸せを求めてしまう・・・。
↑こんな話にも通ずるかもなぁ。
あとは
頑張ればできるというのも、一つの才能なんですのよ
(中略)
人それぞれに「頑張ればできること」と、「頑張ってもできないこと」が決まっているんですの
これな。
これもワイ、言うてたな。
40過ぎのおじさんがようやくたどり着いた境地ですよ。
齢11歳ぐらいの子に激しく共感してしまいましたw
なのでほんと、梨花ちゃまもかなり可哀想なんだけど、今回はなんだか沙都子ちゃんを応援したくなる・・・そんなお話でした。。(まだ終わってないからわからんけど)
最終回であの人たちは出てくれるのかしら、、、
今回の「業」では、旧作のキャラクターで「登場していない人物」というのがいますよね。
間宮さんはまぁ・・・いいとしてw
(鉄平は出られたのにねえ!)
個人的には葛西さんが見たかったです!!
猫騙し編で茜さんのL5発症のところ、葛西さんでも良かったよなぁ!
いやまぁ・・・どっちでもいいんだけど。
悟志君もなんだか空気みたいな存在になっちゃってるのが可哀想だなぁ。
沙都子ちゃんにとってはもうにーにーよりも梨花ちゃまの方が大切なのね・・・。
漂うシュタゲ感。。。
そうそう・・・ひぐらし業ってOP、EDともに志倉千代丸さんの曲ってこともあってか、曲に入るところで「あ、シュタゲ。。。」ってなっちゃう感じ、ありません???
なんかこの巧みなループ物感もあわさって、旧作以上にシュタゲっぽさを感じました。(心地よい)
ちなみにシュタゲもまた再始動だそうで・・・楽しみ!
おわりに
そんな感じのことを考えたよー!というお話でした。
おしまい。
(24話観終わったらまた追記しちゃうかも)
追記(24話を観て)
違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った違った
クッソやられた・・・最終回じゃなかったやん。
そりゃそうだよね、あれを1話で回収なんてできないものね。。。
2021年7月から「ひぐらしのなく頃に卒」がはじまるそうです!
2023/08/08